森英恵さん(2005年)
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ファッションデザイナーの森英恵(もり・はなえ)さんが老衰のため8月11日に亡くなった。96歳だった。18日、NHKなどが伝えた。
森さんは1926年、島根県生まれ。東京女子大学を卒業後、杉野ドレスメーカー女学院を経て、1951年に洋裁店「ひよしや」を東京・新宿に開いた。1965年にはニューヨークで初の海外コレクションに参加。日本人デザイナーの海外進出の先駆けとなった。
1977年、日本人として初となるパリのオートクチュール組合の会員に。1978年に「ハナエ・モリ・インターナショナル」を設立した。1992年バルセロナ五輪の日本代表選手団のユニフォームや、1993年の皇后(当時皇太子妃)雅子さまのご成婚時のローブデコルテも手掛けた。
1989年に文化功労賞、1996年に文化勲章を受章。ファッションモデル・タレントとして活躍する森泉さん、森星さんは孫。
蝶をモチーフとしたデザインが代名詞で「マダム・バタフライ」とも。伝統的な和服の生地や柄、鮮やかな色彩なども特徴で、映画やバレエの舞台衣装も手掛けた。
【画像集】
2004〜05年、秋冬コレクションで。
Regis Duvignau/REUTERS
2003年春夏コレクション。
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2003年春夏コレクション。
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2003年春夏コレクション。
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2003〜04年秋冬コレクション。
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2001〜02年秋冬コレクション。
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2004〜05年秋冬コレクション。
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1993年の皇后(当時:皇太子妃)雅子さまのご成婚時のローブデコルテも手掛けた。
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1993年、皇太子さま・雅子さま(現:天皇皇后両陛下)のご成婚パレード。
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(文・吉川慧)