ロシアのモスクワで8月18日に再開したコーヒーショップの窓にあるスターズ・コーヒーのロゴ。
AP Photo/Dmitry Serebryakov
- ロシアのスターバックスの店舗は「スターズ・コーヒー」として8月18日に再オープンした。
- スターズ・コーヒーのオーナーの1人は、ティマティとして知られるロシアのラッパー、ティムール・ユヌソフだ。
- スターバックスは3月にロシアでの事業を停止し、5月に同国から撤退していた。
ロシアのスターバックス(Starbucks)だったコーヒーショップが2022年8月18日、「スターズ・コーヒー(Stars Coffee)」として再オープンした。
ブランド変更されたコーヒーショップは、実業家のアントン・ピンスキー(Anton Pinskiy)、ティマティ(Timati)として知られるラッパーのティムール・ユヌソフ(Timur Yunusov)、そしてスターバックスからロシア国内のスターバックス130店舗すべてを買い取ったシンディカ(Sindika)社によって所有されている。
ロシアのラッパー、ティマティことティムール・ユヌソフ。8月18日、ロシア・モスクワのスターズ・コーヒーの前で。
AP Photo/Dmitry Serebryakov
スターズ・コーヒーのロゴは、スターバックスの人魚の代わりに、ココシュニックと呼ばれるロシアの伝統的な頭飾りをつけた女性になっているとロシアのメディア企業ソスタフ(Sostav)が報じた。
スターバックスは5月、ロシアのウクライナ侵攻を受けてロシアからの撤退と130店舗の閉鎖を発表した。同社は2007年にロシアの1号店をオープンしていた。
「スターバックスはロシア市場から撤退し、同市場でのブランドプレゼンスを持たないという決定を下した」と同社は以前、声明でInsiderに語った。
「ロシアにいる約2000人のグリーンエプロンパートナーには、6カ月間の給与や、パートナーがスターバックス以外の新しい機会に移行するための支援などで、引き続きサポートしていく」
先週、ピンスキー、ユヌソフ、シンディカの3者がブランド名とロゴの候補としてスターズ・コーヒーを含む3つの商標を申請したとソスタフが報じていた。ロシア国営メディアMoscow24によると、ピンスキーは「Stars Pinskiy Coffee」、「Stars Kanokov Coffee」、「Stars Coffee」のブランド名を検討していたとのこと。Moscow24はまた、サンドイッチ、サラダ、パスタ、ペストリー、デザートが旧スターバックスの店舗で販売され、従業員はサーマルプリンターを使ってカップに名前を入れることになるだろうと報じている。
スターズ・コーヒーのカップ。
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ソスタフによると、ロシアメディアのインタビューでピンスキーは、新しいコーヒーショップはスターバックスに限りなく近いものになるはずだと語ったという。
ロシアにおける旧スターバックスコーヒーショップのリブランディングと再開は、マクドナルドの「フクースナ・イ・トーチカ(Vkusno i tochka)」としての再開とリブランディングに似ている。
[原文:Months after Starbucks pulled out of Russia, the coffee shops are being reopened as Stars Coffee]
(翻訳・編集:Toshihiko Inoue)