グーグルが検索アルゴリズム刷新。「役に立たない」ウェブサイトやコンテンツ作成者に戦いを挑む

Googleの検索画面

Evan Lorne/Shutterstock

しっかり見極めよう。インターネット世界の大半を動かしている検索エンジンが、またもや刷新されようとしている。

グーグル(Google)は近々、「役に立たない」と判断したウェブページに大ナタを振るう予定だ。デジタルコンテンツ業界を根底から揺さぶる大きな動きとなりそうだ。

同社は、ユーザーに質の高い情報を提供していないとシステムが判断したページのランクを下げる検索エンジンのアップデートを発表した。今回のアップデートでグーグルは、人によって書かれた信頼性の高いページや、露骨に検索結果を操作していないページを優先的に表示するようにする。

「特に、検索エンジンで上位に来ることを狙って作成したと思われるコンテンツ、つまり人間ファーストではなく『SEOファーストのコンテンツ』をターゲットとする予定だ」と同社はブログで述べている。

検索結果の上位に表示されることを競う数多くのウェブページやコンテンツ制作者、SEO専門家とグーグルとの間では、これまで長い戦いが繰り広げられてきた。「helpful content update(有益コンテンツアップデート)」と呼ばれる今回のアップデートは、その戦いにおけるグーグルの最新の攻撃だ。

同社によると、事前に行ったテストでは、オンライン教材、アート&エンターテインメント、ショッピング、テクノロジー関連のコンテンツに最も大きな影響が見られたという。しかし、同社の広報担当者はInsiderに対し、「私たちが行うすべての検索に影響を与える可能性がある」とも述べている。

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