前大統領のトイレブラシから｢バイバイ、バイデン！｣タイマーまで… サウスカロライナ州にある｢トランプ・スーパーストア｣をのぞいてみた

• 筆者はアメリカのサウスカロライナ州マートルビーチにある、トランプ前大統領に関するさまざまなグッズを売っている｢キープ・オン・トランピン（Keep on Trumpin'）｣という店を訪れた。
• 2022年3月にオープンして以来、店は繁盛していると共同オーナーのリチャード・クリグマンさんは話している。
• Tシャツからおしゃべりするトランプ前大統領のフィギュアまで、この店にはありとあらゆるグッズが揃っている。

サウスカロライナ州マートルビーチを訪れた筆者は｢トランプ・スーパーストア｣の看板を見かけた。好奇心の赴くまま、行ってみることにした。

駐車場に着くと、トランプ前大統領を支持するカラフルな旗や、前大統領に似たバルーンなどが出迎えてくれた。

｢キープ・オン・トランピン｣は｢クリグズ・カイト｣と｢グッドフェローズ・シーフード・ハット｣というレストランに挟まれているようだ。

店先に飾られているトランプ前大統領のマネキンは｢レッツゴー・ブランドン｣と書かれた旗を持っている。｢レッツゴー・ブランドン｣は反バイデンのスローガンとして、前大統領の支持者らの間でしばしば使われているものだ。

筆者がマネキンの写真を撮っていると、通りがかりの客が｢レッツゴー・ブランドン｣と声をかけてきた。

店に入るには、凧（カイト）やバナー、旗などを売っている｢クリグズ・カイト｣の入口を通らなければならない。

入口を入ると、この2つの店は1つ屋根の下にあることが分かった。

ただ、売り場ははっきり分かれている。｢キープ・オン・トランピン｣の売り場は2000平方フィート（約190平方メートル）ほどだ。

クリグマンさんたちは1982年、マートルビーチに最初の凧の店を開いたという。

現在、クリグマンさんたちは2つの店舗を営業している。2号店は7年前、ノース・マートルビーチにオープンした。

クリグズ・カイトでは民主党と共和党、両方の政党に関するグッズを販売しているものの、トランプ前大統領のアイテムが常に一番良く売れているという。

その結果、客の需要に基づき、トランプ前大統領のグッズに特化したコーナーを作ることになった。

その後、2022年3月にテナントの一画が空き、代わりに入る店が見つからなかったため、クリグマンさんは共同オーナーである自身の兄弟に突拍子もないアイデアを持ちかけた。

｢トランプの店を開くのはどう？｣

クリグマンさんは、店を通じて自身の政治的な主張をしようとしているわけではないとInsiderに語った。

自分はビジネスマンで、トランプ前大統領については良いと思うところもあれば、そうでないところもあるとクリグマンさんは話している。

間違いなく良いのは、店をオープンして以来、客足が増えていることだ。

現在、｢キープ・オン・トランピン｣では1万を超えるアイテムを販売している。