予想外に報酬が高い10の仕事[2022年]

大型トラック

Erik Isakson/Getty Images

  • アメリカ労働統計局(BLS)の2020年5月の推計によると、アメリカの平均年収は5万6310ドル(約770万円)だった。
  • Insiderは年収12万5000ドル(約1700万円)以上の予想外に報酬が高い10の仕事をリストアップした。
  • このリストは、BLSの求人データ、インディードやグラスドアの求人情報、その他の給与サイトなどを利用して作成した。

トラック運転手

トラック運転手

Nikola Stojadinovic/Getty Images

アメリカ労働統計局(BLS)の2021年のデータによると、大型・トレーラートラック運転手の年収中央値は4万8310ドル(約660万円)だが、インディード(Indeed)グラスドア(Glassdoor)の求人情報によると、最大で年間12万5000ドル以上支払われるトラック運転手の仕事もあるようだ。

サプライチェーンの課題に対応するためにトラック運転手の需要が高まる中、ウォルマート(Walmart)はトラック運転手の初任給を年間11万ドル(約1500万円)まで引き上げると発表した。同社はアメリカ最大級の自社トラック隊を保有しているとウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が報じている。


原子力発電所のオペレーター

原子力発電所オペレーター

(Photo by Armin Weigel/picture alliance via Getty Images)

BLSの2021年のデータによると、原子力発電所オペレーターの年収は高いもので13万2960ドル(約1800万円)、中央値は10万4260ドル(約1400万円)となっている。

仕事内容は、原子炉の操作や制御、データの記録、緊急時の対応など。


演劇などのメークアップアーティスト

演劇・パフォーマンスのメイクアップアーティスト

RichLegg/Getty Images

BLSの2021年のデータによると、演劇などのメイクアップアーティストの年収中央値は13万4750ドル(約1800万円)となっている。

演劇やパフォーマンスのメイクアップアーティストはテレビ、映画、動画撮影などの現場で働くことができる。


特別捜査官

特別捜査官

Eric Thayer/Getty Images

グラスドアの2021年のデータによると、特別捜査官の年収中央値は12万5000ドル(約1700万円)となっている。

特別捜査官は、連邦捜査局(FBI)などの法執行機関で働き、犯罪捜査のための証拠を収集する。特別捜査官になるには通常、刑事司法の学士号とともに法執行機関または軍隊での経験が必要となる。


石油エンジニア

石油エンジニア

Keith Wood/Getty Images

BLSの2021年のデータによると、石油エンジニアの年収中央値は13万850ドル(約1800万円)となっている。

石油エンジニアは、原油やガスの埋蔵量の推定や、それらの物質の抽出方法などについて検討する役割を担う。石油エンジニアになるにはほとんどの場合、石油工学、化学工学、または機械工学の学士号または修士号を必要とする。


飽和潜水士

飽和潜水士

Image by cosmoerik from Pixabay

Divers Institute of Technologyによると、飽和潜水士の年収は18万ドル(約2500万円)以上で、月収は3万ドルから4万5000ドル(約400~600万円)になることもあるという。

飽和潜水士は、水中に設けられた高圧チャンバーに28日間滞在し、海中にある構造物の検査や設置、溶接、試験、メンテナンスなどを行う。


ゴルフボール・ダイバー

golf-masters

REUTERS/Mike Segar

ゴルフボール・ダイバーのサム・ハリソン(Sam Harrison)は、1つの池から5000個のゴルフボールを見つけることができると2015年にCNNに語っており、そこから推測すると、彼は年間最大15万ドル(約2000万円)を得ていることになる。

BLSによると、ゴルフボール・ダイバーは見つけたボールを換金することで、1日に約200ドル(約2万7000円)を稼ぐことができるという。しかし、ゴルフボール・ダイビングはほとんどがアルバイトなので、ハリソンほどの収入は期待できないだろう。


物理学者と天文学者

イギリスのシドマスにあるノーマン・ロッキャー天文台のドームで望遠鏡の横に立つ天文学者。

イギリスのノーマン・ロッキャー天文台で望遠鏡の横に立つ天文学者。

urbancow/Getty Images

BLSの2021年のデータによると、物理学者と天文学者の年収中央値は14万7450ドル(約2000万円)となっている(物理学者は15万2430ドル、天文学者は12万8160ドル)。

いずれも研究をしたり、学界で働いたりするには通常、博士号が必要となる。新卒として政府で働く物理学者は通常、物理学の学士号が必要となる。


認定ホワイトハッカー

認定ホワイトハッカー

Stock Photo/Getty Images

求人&従業員レビューサイトのコンパラブリー(Comparably)によると、認定ホワイトハッカーの年収中央値は18万2214ドル(約2500万円)となっている。

認定ホワイトハッカーは、政府機関、テクノロジー企業、サイバーセキュリティ企業に雇われ、コンピューターや情報システムを意図的にハッキングして脆弱性を見つけることで、セキュリティの向上に貢献する。


航空会社のパイロット

ユナイテッド航空のパイロット

ユナイテッド航空のパイロット。

United Airlines

BLSの2021年のデータによると、航空会社パイロットの年収中央値は13万4630ドル(約1800万円)となっている。

BLSによると、商業パイロットは飛行訓練だけを要するのに対して、航空会社のパイロットは学士号に加えて、商業パイロットや軍用パイロットとしての経験が必要だという。商業パイロットと航空会社パイロットはいずれも連邦航空局の要件を満たす必要がある。

[原文:10 weird jobs that unexpectedly pay salaries of $125,000 a year or more, from makeup artist to deep-sea saturation diver

(翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)

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