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熱波と干ばつの影響で電力供給が低下… 中国では石炭の使用量が増えている

嘉陵江

猛暑と干ばつの影響で、長江の支流の1つである嘉陵江では水位が低下した。

Zhong Guilin/VCG via Getty Images

  • 記録的な熱波と干ばつに見舞われた中国では、水力発電に影響が出ている。
  • 長江では一部が干上がり、発電に必要な水の供給に影響を及ぼしている。
  • 8月前半に中国が燃やした石炭の量は、2021年の同じ時期に比べて15%多かった。

半世紀以上ぶりの記録的な熱波と干ばつに見舞われた中国では、長江の一部が干上がり、水力発電所の電力供給能力が低下する中、石炭を燃やす量が増えている。

CNNがまとめた中国の国家発展改革委員会のデータは、8月の最初の2週間で中国が1日あたり816万トン石炭を燃やしたことを示している。これは前の年の同じ時期に比べて15%多く、8月3日には850万トンを使用して、1日あたりの使用量の記録を更新した。

また、8月には中国最大の石炭火力発電所の1つである四川州広安の火力発電所が、その発電量を前の年に比べて170%に増やしている。

一方、中国は石炭や天然ガス、石油といったエネルギーの輸入をロシアに頼ることが増えている。7月には中国のバイヤーがロシアに計72億ドル(約9900億円)支払ったことをブルームバーグが引用した税関のデータは示している。前の年の同じ月に比べて53%増えた。

7月には中国がロシアから輸入した石炭の量は前の年に比べて14%増え、740万トンに達した。

中国にとって水力発電は国内で2番目に大きなエネルギー源で、主要河川の水位の低下は6つの省で暮らす数万人に影響を及ぼしている。エネルギーを節約するために、閉鎖せざるを得ない工場もあると報じられている。

CNNによると、水に恵まれた四川省は中国の水力発電の21%を占めているものの、8月のこれまでの発電量は通常の50%まで低下しているという。

その一方、熱波の影響で電力需要は高まっていて、電力網への負荷が増大している。

[原文:China is burning more coal as historic heatwave cripples its hydroelectricity capacity

(翻訳、編集:山口佳美)

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