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異業界に転職したもののギャップに戸惑う日々…「アンラーニング」を成功させる秘訣は?

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FOUR.STOCK/Shutterstock

今回は、読者の方からのご相談にお答えします。

40代で異業界に転職し、新たな環境での知識・スキル習得に苦労されているそうです。


Aさん

Aさん

新卒から20年近くメディア業界に携わっていましたが、事業会社に声をかけられ転職を決意しました。畑違いの環境でやっていけるだろうかという不安もありましたが、これまでの経験を活かせるPRの仕事とのことで、一度アンラーニングして、新しいスキルを身につけるチャンスだと思ったためです。

けれど実際に転職してみると、アンラーンするのは想像以上に大変だと痛感する日々です。

早く成果を上げたいと思うのですが、いままでの業界と使うツールが違うので慣れるまでに時間がかかったり、社内でのコミュニケーションの仕方にもお作法の違いがあって戸惑います。自分は以前の業界ではこれだけの成果を上げたこともあるのに、というプライド(?)もあり、もがいている自分がもどかしいです。

うまくアンラーニングするうえでの秘訣のようなものはありますか? このままだと、転職した自分の決断を後悔してしまいそうです。

(Aさん/40代前半/女性/メーカー)


ここ数年、「リスキリング」(学び直し)とともに注目されている「アンラーニング」。

これは「学習棄却」とも言われ、これまで身につけた知識・スキル・価値観などを意図的に捨て、ゼロベースで学び直すことを意味します。

私はビジネス経験豊富なミドル層の転職を支援することが多いのですが、実際、アンラーニングができている方々が転職に成功していらっしゃいます。

「DX(デジタルトランスフォーメーション)」が活発化しているように、既存ビジネスにも新たな手法やモデルが続々と導入され、大きく変化しています。これまで培ったノウハウや成功体験が通用しなくなっていて、どの業種・職種の方にとってもアンラーニングが必須の時代といえます。

そのことに気づかず、50代以上になってアンラーニングの必要性に迫られ、苦労している方は少なくありません。今後は苦労する方がさらに増えていくでしょう。これまで異動や転職などにより「変化に対応する」という経験をしていない方はなおさらです。

その点で、Aさんが40代のうちにアンラーニングへのチャレンジに踏み切った決断は「大正解!」だと、私は思います。

同じ業界で年齢・経験を重ねていくほど、特定の知識や価値観に凝り固まってしまい、アンラーニングが困難になりがちです。

異分野への転職は、単に新たな業界・職種の知見を獲得するだけでなく、「アンラーニングができる人材になる」「アンラーニングのためのスタンスやスキルを身につける」機会になります。

仮にAさんが元の業界にとどまっていたとしても、どこかのタイミングで必ずアンラーニングが必要になるはずです。

アンラーニングを成功させる「変化対応力」「柔軟性」などは、同じ業界に居続けようが異業界に移ろうが、いずれにしても身につけるべきポータブルスキル(業界・職種問わず持ち運びできるスキル)です。

それを磨くためには、やはり変化の幅がより大きい環境に飛び込む——つまり異分野にチャレンジするほうが有効です。そして変化を体験する場数を踏むことです。

今はさまざまなギャップが押し寄せてきて戸惑っていると思いますが、それは時間が解決します。必ず慣れていくものです。

ですから「転職の決断を後悔」なんて思わず、新たなポータブルスキルを磨けるチャンスと捉えてください。今のチャレンジは、確実にAさんのマーケットバリューアップにつながっていますから。

森本さん語録1

「期間」を設定して、やり切ってみる

今のように悶々としたネガティブな感情を持っていると、新たに学べる知識やノウハウを吸収しづらくなってしまいます。子どもが嫌々勉強しても身にならないのと同じこと。

せっかく自らの意志でつかんだ機会(チャンス)がもったいないです。

新しいことを受け入れることに対してネガティブな姿勢だと、それは周囲の人にも伝わり、コミュニケーションまでぎくしゃくしてしまうでしょう。

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