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絵のように美しいスコットランドの城、約2億円で売り出し中

ノックデリー城

Knockderry CastleStrutt & Parker

  • 1997年、ある女性が230ポンドの借金の返済を拒否し、スコットランドの城を売らなければならなくなった。
  • その城、ノックデリー城は現在125万ポンドで売りに出されている。
  • 19世紀に建てられたこの城は、4つの応接室と複数の寝室、別棟のコテージがある。

あるスコットランドの城が、230ポンド(約3万7000円)の借金をめぐる争いから始まった長い法廷闘争の末、売りに出されている。

裁判所文書によると、1997年、マリオン・ヴァン・オーバーウェル(Marion Van Overwaele)はダンバートン・シェリフ・コート(Dumbarton Sheriff Court)から、彼女のブライダルウェア事業に関する債務の230.87ポンド(約3万7000円)の支払いを命じられたが、彼女はこの判決は間違っていると主張した。そのため、利息や管理費、裁判費用などで負債があっという間に膨れ上がり、彼女は2000年に破産宣告を受けた。

この時、ヴァン・オーバーウェルはノックデリー城の所有権を兄弟のジョージ・アミル(George Amil)に譲り渡した。彼女はアミルとその家族とともにそこに住み続けた。しかし、彼らの法的な苦境は時間とともに悪化し、一家は2020年3月に立ち退きを迫られることになった。

現在、ノックデリー城は125万ポンド(約2億190万円)で売りに出されている。では、城の中を見てみよう。


この城は、ロッホとも呼ばれるスコットランドの美しい湖を見下ろす場所に位置している

ノックデリー城

ノックデリー城

Strutt & Parker

絵のように美しいロッホ(氷河の侵食でできた入り江・湖)を見渡せるノックデリー城は、4つの応接室、複数のベッドルームとバスルーム、さらに独立したコテージがある。この城は19世紀半ばに、裕福な織物製造業者のために建てられたものだ。

この城には、階段状の意匠をこらした屋根、小塔、石の手すり、また木のパネルで装飾された応接室には、当時の暖炉、羽目板、ステンドグラスの窓があり、建設当初の特徴が数多く残っている。


趣のあるウッドパネルが多用された応接室

応接間

ノックデリー城の応接室。

Strutt & Parker

羽目板張りの応接室には吟遊詩人のギャラリー、当時の暖炉、ステンドグラスの窓などがある。

物件リストには「19世紀半ばに繊維業を営むジェームス・テンプルトン(James Templeton)のために建てられた立派な城。著名な建築家アレキサンダー・グリーク・トムソン(Alexander Greek Thomson)が設計し、後にジョン・ハニーマン(John Honeyman)と、ウィリアム・ライパー(William Leiper)が改修、増築を行った」と記されている。


購入を希望する人は、この城を現代的な水準にアップグレードするために十分な資金が必要になる

ノックデリー城

ノックデリー城の内部。

Strutt & Parker

パンフレットには、この物件と付属のコテージには「大幅なアップグレードと改装が必要」とある。


この物件は、建設当初の特徴が随所に見られる

板張りの部屋とバスルームのバスタブとシャワーのコンビネーション。

板張りの部屋に置かれたバスタブとシャワー。

Strutt & Parker

このユニークなバスタブと部屋の組み合わせは、6つのベッドルームと「マルチ」バスルームを持つこの城の目を引く特徴のひとつに過ぎない。


この城は建築の宝石と考えられている

ノックデリー城の内部。

ノックデリー城の内部。

Strutt & Parker

不動産業社のストラット・アンド・パーカー(Strutt & Parker)によると、ノックデリー城が史跡に指定されている理由のひとつは、「スコットランドで最も素晴らしい内装のひとつとされる、建築家ウィリアム・ライパー(William Leiper)による『ライペリアン(Leiperian)』と呼ばれる優れた内装が大きな理由」だという。

つまり、この城の建築的な重要性は、1896年に建築家のウィリアム・ライパーがグラスゴーのカーペット製造業者ジョン・テンプルトンのために施した増築部分にある。


スコットランドの荒々しい西海岸近くの素晴らしい湖を見下ろす場所にこの城はある

ローモンド湖を見下ろす城

ローモンド湖を見下ろす城。

Strutt & Parker

1850年代に建てられ、ローモンド湖に位置するこの城は、不動産業者ストラット&パーカーによって125万ポンド(約2億190万円)を超える価格で販売されている。

「木々が生い茂る魅力的な庭園、城の隣接する段々になった土地」がその眺めを補足しているとパンフレットに詳しく書かれている。


ヴィクトリア朝の都市の喧騒から逃れる「おとぎ話に出てくるお城」のようだ

ノックベリー城の外観

ノックベリー城の庭園。

Strutt & Parker

この城は、荒々しい美しさで知られるスコットランドの西海岸、アーガイル・アンド・ビュート地域にあり、ヘリンズバラの町から16マイル(約26km)、グラスゴーの町から49マイル(約78km)、エディンバラから93マイル(約150km)の場所に位置している。

この場所は、19世紀には、裕福な商人や船主、実業家の家族が避暑地として好んで訪れていた。

[原文:The picturesque Scottish castle up for sale after its owner refused to pay a $270 debt. Take a look.]

(翻訳:大場真由子、編集:Toshihiko Inoue)

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