KDDIとJAL、1人が複数ドローンを運航させる技術開発へ

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「一対多運航」のイメージ=KDDI、JAL

KDDI日本航空(JAL)は、1人のパイロットが複数のドローンを運航させる技術を共同開発する。空のインフラとして期待が集まる一方、操縦する人手の不足が喫緊の課題だ。効率的に運航させる仕組みを作り、社会実装の加速につなげる。

KDDIはドローン開発子会社と協力し、機体を遠隔制御したり、自律飛行させたりするシステムを構築してきた。JALが航空運送の全般のノウハウを供給する形で加わる。

複数機を同時に運航する「一対多運航」の飛行制御システムを共同で開発し、物流や警備での利用を想定して実証を重ねる。両社は2月にドローン領域で提携し、共同で社会実装を目指す方針を打ち出していた。

国内では12月から、人が住む場所での目視外飛行(レベル4)が解禁される見通しだ。物流や災害など幅広い業種で、業務改善や作業効率化の期待が高まっている。

(文・Strainer

"Strainer"より転載(2022年8月26日公開

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