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バリスタに聞いた、コーヒーショップでスマートに振る舞うための必要な8つのこと

「ヴァーヴ・コーヒー・ロースターズ(Verve Coffee Roasters)」サンフランシスコ店の様子。

「ヴァーヴ・コーヒー・ロースターズ(Verve Coffee Roasters)」サンフランシスコ店の様子。

Azul Cibils Blaquier

  • 「ヴァーヴ・コーヒー・ロースターズ」のサンフランシスコ店で働くバリスタが、コーヒーショップを訪れる顧客にこれだけは守ってもらいたいというエチケットを教えてくれた。
  • このバリスタは、顧客の気になる行動についても本音を語った。次にコーヒーショップを訪れる際は、指摘された行動を自分もしていないか、チェックしてみてほしい。
  • 具体的には、レジでは、スマートフォンを見ずに店員とのやりとりに集中する、きちんと確認して自分のオーダーしたドリンクを引き取る、といった事柄に気をつけてほしいとのことだ。

コロナ禍を経て、世の中が再始動し、コーヒーショップにも再び多くの客が訪れるようになってきた。これまでは常連をファーストネームで迎えていたバリスタも、次々に来店する新顔の顧客を素早い応対でいかに手際よくさばくか、というところに接客の重点を移しているところだろう。

もちろん、どんな店にとっても客足が戻るのは喜ばしいことだが、コーヒーショップは顧客から、「自宅のリビングルーム」のような扱いを受けやすい場所でもある。

そこでInsiderでは、22歳のバリスタ、エミリー・メナチョ(Emily Menacho)さんに、「最も迷惑な顧客の行動」について話を聞いてみた。彼女は、カリフォルニア州サンタクルーズ発祥のコーヒーチェーン、ヴァーヴ・コーヒー・ロースターズ(Verve Coffee Roasters)のサンフランシスコ店で働いている。

コーヒーショップをよく利用する人は、以下に指摘されている8つのポイントに気をつけよう。そうすれば、店員からの好感度が高い客になれるはずだ。


1. オーダー時には、バリスタとのやりとりに集中する

平日にコーヒーショップを訪れる顧客は、どこかへ急ぐ途中でコーヒーをテイクアウトする人が多いだろう。そのため、レジで注文するときに、スマートフォンを操作している可能性は高い。たとえば、仕事の同僚と電話をしていたり、自宅で子どもの面倒を見ているシッターにテキストメッセージを送っていたりするわけだ。そうこうしながら、レジのほうを見もせずに注文を伝える。そして、ふと視線を上げると、店員がこちらの返事を辛抱強く待っている――こんな経験は、誰にでもあるだろう。

バリスタがこうした状況を嫌うのは、無理もない話だ。こちらに注意を払ってくれない顧客は、声をかけても話を聞いてくれないし、答えてもくれない。ここでコミュニケーションに問題が生じると、たくさんの人が嫌な思いをする(また、オーダーミスの原因にもなる)。

メナチョさんも、Insiderの取材に、こんな顧客がいると明かしてくれた。「クリームと砂糖は必要ですか?」とバリスタが尋ねた時には「いらない」と答えていたのに、その後になって「そうだ、クリームと砂糖はあっちに置いてあるよね?」と言い出すというのだ。

「あっちには置いていません。バリスタがいるカウンターの中にあるんです」とメナチョさんは述べた。

2. 礼儀正しく接する

「私たちはいつも、『おはようございます』『ありがとうございました、良い一日を』と声かけをしています」とメナチョさんは語る。

「でも、まったく反応を返さないお客様も多いのです」

バリスタには親切に接しよう! 店員は、店を訪れるあなたよりも早い時間に起きているはずだし、それでも笑顔で迎えてくれているのだから。

3. 支払いを焦らない

ひと昔前なら、会計は、レジにいる店員にカードを渡すだけで済んだ。当時は今より物事がシンプルだったのだ。それが今では、カードを読み取る決済システムがいくつもあるため、オーダーを最終確定させるレジ係と、カードをリーダーに差し込む顧客という2人の人間が呼吸を合わせなければならない。それも、朝の8時に、だ。

だが、スムーズに会計を済ませるためのコツは存在する。それは、「支払いを焦らない」ことだ。

「先にカードを差し込まれてしまうと、決済手続きを続けられなくなります」と、メナチョさんは説明する。

「ですから、私たち店員は、『あ、少し待ってくださいね』と声をかけるのですが、それでもお客様は、我先にとカードを差し込みます。こうなると、オーダーの手続きをこれ以上進められなくなるのです」

そうそう、店員へのチップも忘れないでほしいところだ。

4. ドリンクを、店員の手から奪わない

「一刻でも早くカフェインを摂取したい」と躍起になっている気持ちはわかる。だが、バリスタの手からドリンクを奪おうとするのはやめておこう。

「カウンターに出そうとしたドリンクに手を伸ばす人が多いのです」とメナチョさんは言う。「これをバリスタが不快に思うのは、そうされると、ドリンクをこぼしたり落としたりしてしまうからです。しかも、こうした飲み物は熱いのが普通です」

たった数秒待つだけで、ドリンクを無事にゲットできる。しかもこうすれば、店員が火傷をすることもないし、コーヒーがこぼれることもない!

5. 自分がオーダーしたドリンクを間違えない

ここで強調したいのは、「自分がオーダーした」という部分だ。基本中の基本だが、他の人がオーダーしたドリンクを横取りしてはいけない。取り違えが起きると、バリスタは作り直しを強いられる。これは、すべての人にとって時間とお金のムダでしかない。

「これはよくあることです。こうした時には、20分も待たされたお客様に、『どうなってるんだ、いくら待ってもドリンクが出てこない』と苦情を言われてしまいます。でも、間違いなく、ドリンクはお出ししているのです。最悪の不愉快な出来事とまでは言いませんが、悲しい話です」

6. 「使用中」のトイレは本当に使用中なのか?と店員に聞かない

生理的欲求には、誰も逆らえないものだ。それでも、誰かがすでにトイレを使っていたら、待つしかない。「使用中」の表示が出ているのを見て、ひょっとして鍵が壊れているのではないかと、バリスタに問い合わせてはいけない。

バリスタが、トイレの事情にあなた以上に詳しいわけではない。「使用中」になっているのなら、使っている人がいるのだろうと推測するしかないのだ。

「みなさんが思う以上に、そういうことは多いのです」とメナチョさんは言う。

「こんなふうに聞かれるんですよ。『じゃあ、「使用中」という表示が出ていたら、誰かがトイレを使っているということなんだね?』。私たちは『そうです』と答えますけどね」

7. 店内で靴を脱がない

もうひとつ、店内のソファーに足を投げ出すのもやめておこう。不衛生なだけでなく、靴屋以外の場所で他人の足を見たいという人などいないからだ。

「『靴を脱ぐのは不衛生です』と伝えなくてはいけないのは、こちらも気まずいものです」とメナチョさんは言う。

「コーヒーショップでくつろいだ気分になるのはわかりますが、時には、靴下まで脱いでしまう人がいます。これには他のお客様の多くがショックを受けるので、私たち店員から、靴を履くようにお願いすることになります。こちらも、心の中では『私たちにとってもショッキングだ』と思っているのです」

8. 店の営業時間を尊重する

「何よりも迷惑だと感じるのは、閉店10分前にやってきて、『店内で』とオーダーされるお客様です」とメナチョさんは言う。

たとえば、こんな状況を想像してみてほしい。時刻は午後5時50分で、あなたはちょうどオフィスで仕事を終えたところだ。ここまでの1日中、お気に入りのコーヒーショップで熱々のチャイラテ、さらにはおいしいペストリーを楽しむことを夢見ていた。道が混んでいて少し遅くなったが、閉店時間の6時ギリギリに、なんとか店に到着した。店に滑り込み、オーダーをして、席に座りこむ。

「あと10分で閉店です」とバリスタからは告げられていたが、その声もほとんど耳に入っていない。注意を気にせず、あなたは本を開き、くつろぎのひとときを過ごすことにする。

これはやってはいけない行動だ。バリスタたちは1日中働いて、家に帰りたいのだ。その店の営業時間を尊重しよう。

[原文:We asked a barista her biggest customer pet peeves. Here are her 8 tips to avoid annoying coffee-shop employees.

(翻訳::長谷 睦/ガリレオ、編集:Toshihiko Inoue)

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