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最速防災アプリ「特務機関NERV防災」が大型アップデート、視覚の多様性に対応【防災の日】

防災アプリ特務機関NERV防災

「特務機関NERV(ネルフ)防災」がアップデートした。

出典:ゲヒルン

260万ダウンロード※の防災アプリ「特務機関NERV(ネルフ)防災」を提供するゲヒルン(東京・千代田)は9月1日、「防災の日」に合わせてアプリをアップデートした。障害の有無や年齢に関わらず誰もが利用しやすいサービスを目指すため、アクセシビリティ機能を大幅に強化した新バージョン 「v4.0(:3.0+1.0) 」をリリースしたという。

[iOS版][Android版]の合算

最新版では、「多様性」に着目したアップデートになっている。

リリース文によると、実装の理念は「誰もが自分に合った手段や形式で情報にアクセスできること」。色覚・視覚・聴覚のいずれか1つに頼らない情報伝達の手段を検討し、約11カ月の開発期間を経て実現した。

アップデートの内容は後半に紹介するが、色覚・視覚・聴覚多様性への対応は、ユーザーインターフェイスのデザインや配色設計を根本から見直す必要があり、規模の大きな開発になったようだ。

1. 色覚多様性への対応…「シン・テーマ」

防災アプリ特務機関NERV防災

出典:ゲヒルン

最新版では、「シン・テーマ」と呼ばれる白を基調としたライトテーマが特徴になっている。従来は、黒地を背景とする明暗差が非常に高いハイコントラストなテーマカラーを特徴としていたが、アプリのユーザー数が広がるにつれて、明るい色を背景とするライトテーマを求める声が数多く寄せられるようになったため、実装を決めた。

シン・テーマの実装にあたっては、ただUIの配色を明るくしただけではなく、配色を動的に適用するための実装、地図の配色、画像生成エンジンなども含めて、アプリ内部のコンポーネントを改良している。

防災アプリ特務機関NERV防災

出典:ゲヒルン

シン・テーマの実装に合わせて、多用な色覚特性への対応も進めた。

具体的には、色覚特性の一般型と呼ばれる「C型色覚」、赤と緑が見分けにくい「P・D型色覚」、青色と黄色が見分けにくい「T型色覚」それぞれの色覚型に最適化した配色設定を選択できるようにした。

それぞれ、コントラストの強さを「低い」「標準」「高い」の3種類を選べるようにしたことで、全18種類の配色が用意されたことになる。

2. 視覚特性への対応:文字のサイズ変更

防災アプリ特務機関NERV防災

出典:ゲヒルン

防災アプリ特務機関NERV防災

出典:ゲヒルン

文字が細すぎで目がチカチカする、小さすぎて気象情報を読みづらいといった指摘への対応も進める。

文字の大きさは、標準より2段階小さく、また標準より4段階大きくできるようにしたほか、OSの設定と同じ文字サイズ・文字の太さに合わせることもできるようになった。

これによって、利用者が一番視認しやすい、見慣れた文字サイズで防災情報を読むことができる。

3. 聴覚伝達への対応:スクリーンリーダー用レイアウトを実装

防災アプリ特務機関NERV防災

出典:ゲヒルン

アプリをボイスオーバー(音声読み上げ)や、トークバック(画面を見ずに、音声読み上げとジェスチャーで操作する)向けのレイアウトも用意した。これは、目が不自由なユーザーへの対応が念頭にある。

スクリーンリーダー用レイアウトを有効にすると、読み上げに特化したレイアウトに変わり、アプリ内の地図の省略や、スクリーンリーダーでタッチしやすいレイアウトに変更される。

また、読み上げる内容が聴覚伝達に適した情報に変わり、例えばホーム画面のアメダスが選ばれた際には「今の天気は晴れ、気温は23.6度、1時間降水量は0.0ミリ、湿度は71パーセント」といったように、読み上げ音声だけで重要な情報が把握できるようになる。


ゲヒルンは、リリース文のなかで「私たちの取り組みが、日本の情報アクセシビリティにとって、良い方向への一歩となることを願っています」と言及。「今後も防災情報配信のさらなる強化に取り組んでまいります」と締めくくっている。

(文・伊藤有

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