撮影:Business Insider Japan
Twitterが4月に、「今後数カ月のうちに投稿の編集機能のテストを開始する」と公表したことは多くの注目を集めた。
その注目の編集機能が、9月末から一部ユーザー向けのテストがはじまることがわかった。9月1日、Twitter広報が明らかにした。
またTwitter公式アカウントでも、つぎのように言及し、近々、編集機能を目にする可能性があることに言及した。
公式ブログの投稿によると、既にTwitterの社内向けには編集機能のテストが始まっており、今回の一般向けのテストは、範囲を社外にまで拡大した形。
テスト対象は、アメリカなど一部地域でTwitterが展開している有料サブスクリプション「Twitter Blue」の一部の登録ユーザー向けになるという。
編集機能がどんなものになるのか? 公式ブログの言及から、その特徴をまとめてみよう。
1. Edit Tweet(ツイート編集)機能とは何か
ツイートを投稿後、限られた時間内に文字の修正をしたり、タグを追加したりといったことができる編集機能のこと。これまで、投稿の修正は一切できなかったため、誤字を直す場合にはツイートを削除して再投稿するしかなかった。
2. どのくらいの期間、編集ができる?
ツイートを投稿後、30分の間に数回の編集ができる、と言及している。
3. 編集された投稿は判別できる?
公式ブログに掲載された画像(赤色の部分は編集部にて加工)。通常の投稿とは違い、編集された時刻などの表示が増えていることがわかる。
出典:Twitter
テストでは、編集されたツイートには、「編集アイコン」「タイムスタンプ」「ラベル」が表示され、編集済みツイートであることが判別できると説明している。
また、ラベルをタップすると、ツイート編集履歴(つまり直す前のツイート)を確認することもできる。
4. テストの範囲は「まずは1つの国」から
具体的には示されていないが、Twitter Blueの登録者のなかでも、比較的少人数のテストになるようだ。また、「このテストは、1つの国で開始」すると、公式ブログの日本語版・英語版ともに言及している。言葉どおりに受け取れば、Twitter Blueが展開するアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドのいずれかの国ということになる。
なお、Twitter Blueは日本では始まっていないため、一般的な日本のユーザーがテストに参加することは難しいと思われる。
Twitterによると、テスト範囲は順次拡大していく予定。
(文・伊藤有)