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欧州の急成長テックハブ・ベルリン、資金調達額2兆円突破。ユニコーン多数輩出もネックは「ストックオプション」

ベルリン

peter jesche / Shutterstock.com

ベルリンに拠点を置くロケット・インターネット(Rocket Internet)は、長年にわたってドイツのテックエコシステムの最前線にいたスタートアップインキュベーターだ。

時価総額58億2000万ユーロ(約57億7000万ドル)のファッション小売業者ザランド(Zalando)や、2015年にデリバリーヒーロー(Delivery Hero)に買収された宅配会社フードラ(Foodora)など、注目すべきスタートアップを輩出した。

ロケット・インターネットはこのように大きな成功を収めたが、物議も醸し、2020年には6年にわたった上場を廃止した。すでに成功しているアメリカ企業のコピー品製造業者にすぎないと揶揄されることも多い。

しかし現在、ヨーロッパ最大の経済圏であるドイツには、バリュエーション10億ドル以上を誇る新たなユニコーン企業が数多く存在している。チャレンジャーバンクとして名高いN26、ネオブローカーのトレードリパブリック(Trade Republic)、保険スタートアップのウィーフォックス(WeFox)、モビリティ企業のティア(Tier)などはすべて、躍進するスタートアップの拠点としてドイツの評判を高めることに貢献している。

ベンチャーキャピタル(VC)であるヘッドライン(Headline)創業パートナーのクリスティアン・レイボルド(Christian Leybold)は、ベルリンの現状をこう見ている。

「ベルリンをエコシステムとして見た場合、スタートアップの資本と人材がようやく『循環』し、エコシステムに留まる段階にあります。ベルリンは今、常に新しい起業家と新しいサクセスストーリーを生み出しているのです」

高まる起業の機運

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