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オバマ元大統領夫妻の公式肖像画に隠された意味

ホワイトハウスのイーストルームで行われた公式肖像画の除幕式で、妻のミシェル・オバマにキスをするバラク・オバマ前大統領。

ホワイトハウスのイーストルームで行われた公式肖像画の除幕式でミシェル夫人にキスをするバラク・オバマ元大統領。

Andrew Harnik/AP

  • 2022年9月7日、バラク・オバマ元大統領夫妻の描かれたホワイトハウス公式肖像画の除幕式が行われた。
  • バラク・オバマ元大統領の超リアルな肖像画には、白髪とスーツのシワが描かれている。
  • ミシェル夫人の肖像画は、ジェイソン・ウーのドレスを着てレッドルームのソファに座っている姿が描かれている。

ロバート・マッカーディ(Robert McCurdy)は、背景を真っ白にしてバラク・オバマ元大統領を描き、被写体と鑑賞者に直接的な関係を作ろうとしている

バラク・オバマ元大統領

ロバート・マッカーディが描いたバラク・オバマ元大統領のホワイトハウス公式肖像画。

AP Photo/Andrew Harnik

マッカーディは、白を背景にして被写体を描くという特徴的な用法を用いており、これまでの大統領の肖像画とは一線を画す美しさのある作品となっている。

「背景は真っ白で、誰もおらず、小道具もない。というのも、ポーズを取っている人のストーリーを伝えるためにこれを描いたわけではないからだ。鑑賞する人とポーズを取っている人の出会いを作るためにこの肖像画を描いたのだ」とマッカーディはホワイトハウス歴史協会(White House Historical Association)のインタビューで話している。


マッカーディのスーパーリアルな肖像画は、スーツのシワなど、細部まで描き込まれている

ホワイトハウスの公式肖像画のバラク・オバマ元大統領。

バラク・オバマ元大統領の公式肖像画。

White House Historical Association via Getty Images

「ロバートの作品の好きなところは、良くも悪くもありのままの人間を描いているところだ。顔のシワ、シャツのシワ、そのすべてをとらえている」と、ホワイトハウスでの除幕式でオバマ元大統領は語った

「彼は私の白髪を隠すことを拒否したことに気付くだろう。耳を小さく描いてほしいという私の要望も聞いてもらえなかった。日焼けしたスーツを着ないようにも言われたよ」


近付いてよく見ると、元大統領の頭には白髪が見える

バラク・オバマ元大統領。

バラク・オバマ元大統領の公式肖像画。

White House Historical Association via Getty Images

大統領は在任中に急に老け込むことが多い。


シャロン・スプラング(Sharon Sprung)はミシェル夫人の立ち姿ではなく、座る姿を描いた

シャロン・スプラングが描いたホワイトハウスの公式肖像画のミシェル・オバマ。

シャロン・スプラングが描いたミシェル・オバマのホワイトハウス公式肖像画。

Andrew Harnik/AP

「ある種の威厳を持たせるために、彼女の立ち姿を描くつもりだったが、彼女は威厳を必要としない」とスプラングはホワイトハウス歴史協会のインタビュー話している

「彼女はとても威厳があるので、座らせることに決めた」


肖像画のミシェル夫人はジェイソン・ウーがデザインしたブルーのドレスを着ている

ホワイトハウスの公式肖像画のミシェル・オバマ。

ミシェル・オバマの公式肖像画。

White House Historical Association via Getty Images

当時26歳の新進デザイナーだったジェイソン・ウーを世に送り出したのはミシェル夫人だった。2009年、彼女は大統領就任式に着るドレスのデザインをウーに依頼したのだ。その後、ウーはミシェル夫人の御用達デザイナーとなり、2013年の大統領就任式のドレスも手掛けている。


肖像画のミシェル夫人は、ホワイトハウスのレッドルームにあるソファに腰掛けているが、実際には、この肖像画はブルールームで描かれた

シャロン・スプラングが描いたミシェル・オバマのホワイトハウスの肖像画。

ミシェル・オバマの公式肖像画。

White House Historical Association via Getty Images

「レッドルームからブルールームに家具を移動させたのは、光の加減が良かったから」だとスプラングは話している。


スプラングはミシェル夫人のブルーのドレスに光を加えている

ミシェル・オバマの公式肖像画。

ミシェル・オバマの公式肖像画。

White House Historical Association via Getty Images

「絵の中の小さなちょっとしたことが、何かを変える」とスプラングは言う

「それはドレスだった。ドレスに光を入れてみたら、全体が変わった」


オバマ夫妻の肖像画はどちらも鑑賞者と目が合うように描かれている

ホワイトハウスのイーストルームに飾られたオバマ夫妻のホワイトハウス公式肖像画。

ホワイトハウスのイーストルームに飾られたオバマ夫妻のホワイトハウス公式肖像画。

Andrew Harnik/AP

オバマ財団(Obama Foundation)が公開した動画の中で、「肖像画の二人は鑑賞者に視線を向けており、これは個々のつながりを生むものだと思う」とホワイトハウス歴史協会会長のスチュワート・マクローリン(Stewart McLaurin)は述べている。

[原文:8 hidden details you may have missed in Barack and Michelle Obama's new White House portraits

(翻訳:大場真由子、編集:Toshihiko Inoue)

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