【独自】コードネームは「Katara」。法人向け遠隔診療「アマゾン・ケア」終了後の新サービス判明

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対面初期診療ワン・メディカル(One Medical)の39億ドル買収、法人向け遠隔診療アマゾン・ケア(Amazon Care)の年末撤退決定、そして次に来るアマゾンのチャレンジは……。

Tada Images/Shutterstock.com

アマゾン(Amazon)が「カタラ(Katara)」なるコードネームで呼ばれる新たなバーチャル・ケアプロジェクトをスタートさせた。現役従業員への取材を通じて明らかになった。

2022年末でのサービス終了が決定した「アマゾン・ケア(Amazon Care)」は、大企業を中心とする法人会員向けのオンライン診療サービスだが、カタラは法人契約を介さず一般消費者に直接医療サービスを提供するとみられる。

医療分野の「創造的破壊者」を目指すアマゾンは、法人向けサービスの失敗に懲りることなく、今後も破壊的イノベーションを追求していく模様だ。

アマゾンは7月下旬、対面プライマリ・ケア(初期診療)サービスを提供するワン・メディカル(One Medical)を、39億ドル(約5400億円)で買収すると発表。

それ以前も、オンライン薬局のピルパック(PillPack)を10億ドルで買収、PCR検査を含む臨床検査施設を社内に開設するなど、ヘルスケア事業の拡大に向けて野心的な動きを見せてきた。

今回判明したカタラもまた、アメリカだけで4兆1000億ドル(約590兆円)の市場規模を誇るヘルスケア市場を開拓するための新たな一手と位置づけられる。

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