弱気筋に推奨「EV」「サイバーセキュリティ」割安9銘柄。モーニングスター「拙速な安値拾いは歴史的に不利」

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米投資信託評価機関モーニングスター(Morningstar)は最近の調整局面、見通しの不透明さにも「まったく絶望の必要はない」と断言する。

T. Schneider/Shutterstock.com

「安値で買い、高値で売る」は長く言い伝えられてきた相場格言であり、ルールブックにも定着したあまりに基本的な自明の理であって、もはや陳腐な表現と言うべきかもしれない。

足元のように弱気相場がこの後どう動くか見えてこない状況では、安値に釣られて押し目買いに手を出したくなるものだ。

もちろん、運良く株価が上昇すれば、その波に乗ってリターンを手にすることができる。けれども、株価上昇に至らずそのままずるずると下落…という展開になったらどうだろう?

米資産運用大手リチャード・バーンスタイン・アドバイザーズ(Richard Bernstein Advisors)最高投資責任者(CIO)補佐のダン・スズキによれば、こうした拙速な安値拾いはよくある誤謬(ごびゅう、誤った考え)の代表格で、最終的に投資家に損失をもたらす可能性が高いという。

過去10度の弱気相場を振り返ると、うち7度では、早期に安値拾いに動いた投資家より遅れて動き出した投資家のほうが確実にリターンを上げているとスズキは指摘する。

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