くまのパディントンがエリザベス女王を追悼「全てのことに感謝を」

パディントンは6月に開催された女王の「プラチナ・ジュビリー」祝賀コンサートで公開された動画内でエリザベス女王と共演していた。

パディントンは6月に開催された女王の「プラチナ・ジュビリー」祝賀コンサートで公開された動画内でエリザベス女王と共演していた。

The Royal Family/YouTube

イギリスのエリザベス女王の死去を受けて、同国の児童文学作品の人気キャラクター「パディントン」が追悼のメッセージをTwitterで発表した。

パディントンは6月に開催された女王の「プラチナ・ジュビリー」祝賀コンサートで公開された動画内で女王と共演。追悼の言葉も、この時のセリフにちなんだものだった。


エリザベス女王とパディントンの共演動画は、イギリス王室のYou Tubeチャンネルで公開されている。

動画の内容はこうだ。

エリザベス女王とパディントン。バッキンガム宮殿でのお茶会だ。

エリザベス女王とパディントン。バッキンガム宮殿でのお茶会だ。

The Royal Family/YouTube

バッキンガム宮殿でのお茶会に招かれたパディントンがエリザベス女王と談笑している。

ところがパディントンはティーポットで直にお茶を一気飲みしたり、用意されていたお菓子を潰してしまったりと失敗。それでも女王は「気にしないで」とフォローする。

「もしもの時のために持っているんですよ」と、帽子からマーマレードサンドイッチを取り出すパディントン。

「もしもの時のために持っているんですよ」と、帽子からマーマレードサンドイッチを取り出すパディントン。

The Royal Family/YouTube

ここでパディントンは「もしもの時のために持っているんですよ」と、帽子からマーマレードサンドイッチを取り出す。

女王も「私も。ここに持っているんですよ」と、ハンドバッグからサンドイッチを取り出す。

ハンドバッグからサンドイッチを取り出すエリザベス女王。

ハンドバッグからサンドイッチを取り出すエリザベス女王。

The Royal Family/YouTube

執事からパーティーがもうすぐ始まる旨が女王に伝えられると、パディントンはプラチナ・ジュビリーを迎えた女王に祝福と感謝の言葉を述べる。

Happy Jubilee ma'am, and thank you… for everything.

(ジュビリーおめでとうございます、陛下。そして全てのことに、感謝します)

宮殿の外からはクイーンの名曲「ウィ・ウィル・ロック・ユー」のリズムが。女王とパディントンも食器を鳴らしノリノリに……。そんなプラチナ・ジュビリーにまつわるユニークな動画だった。

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The Royal Family/YouTube

盛大に執り行われた祝賀式典から3カ月後——。

現地時間9月8日午後、エリザベス女王の死去がバッキンガム宮殿から伝えられた。

訃報を受けてパディントンがTwitterに投稿した言葉は、女王と共演した動画のセリフにちなんだものだった。

Thank you Ma’am, for everything.

(陛下、全てのことに感謝します)

英メディアのインディペンデントは、人々は在りし日の女王を偲び、パディントンとの共演映像とあわせて「2012年のロンドンオリンピック開会式において、(映画『007』で)ジェームズ・ボンド役を演じたダニエル・クレイグとの共演も思い出している」と伝えている。

(文・吉川慧)

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