エリザベス女王は盛大な葬儀で弔われるだろう。
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- イギリスの女王、エリザベス2世が2022年9月8日、スコットランドのバルモラル城で死去した。
- 彼女の葬儀の日は、イギリスではバンクホリデー(公休日)になる。
- 葬儀には世界各国の王室関係者や政府首脳が参列するだろう。
イギリスの女王、エリザベス2世が2022年9月8日(現地時間)に死去したとバッキンガム宮殿が発表した。
享年96歳の彼女はイギリスの君主として最も長く君臨していた。長男のチャールズがチャールズ3世として国王に即位したが、バッキンガム宮殿は、君主の移行ができるだけスムーズにいくように、女王の死に備えて何十年もかけて準備してきた。
その一つには女王の葬儀も含まれているが、Insiderが以前報じたように、通常、葬儀は死後10~12日後まで行われることはない。
葬儀の前に、女王の遺体は4日間ウェストミンスター・ホールに安置され、一般市民が弔意を表することができる。棺の間には1日23時間、立ち入ることができる。
女王は葬儀の前にウェストミンスター寺院で人々の弔意を受ける。
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3日後、王室の男性メンバー(女王の孫たち)は、女王に敬意を表するように、一時的に衛兵と交代して 「寝ずの番(Vigil of the Princes)」 をする。
イギリス政府は100万人が女王に別れを告げるためにウェストミンスター寺院にやってくると予想している。また、多くの専門家はバッキンガム宮殿などの王宮でも追悼式が行われると見ている。
実際の葬儀は、女王が1947年に故フィリップ殿下と結婚したウェストミンスター寺院で行われる。フィリップ殿下の葬儀はウィンザー城で行われた。
葬儀の日はイギリスのバンクホリデー(公休日)となり、このため株式市場は2週間弱で2回目の休場となる。
女王の棺は砲車でウェストミンスター寺院に運ばれる。
葬儀の朝、ビッグ・ベンの鐘は女王の名誉のために午前9時に一度だけ鳴る。その後、ハンマーが革製のパッドで覆われ、その日は静寂に包まれる。
葬儀には、世界各国の王室や政府首脳など2000人が参列するとみられている。
彼女の葬儀は世界中の何億人もの人に見守られるだろう。
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葬儀はテレビ中継され、数十億人の人々が視聴することになるだろう。
女王は葬儀後、父ジョージ6世が埋葬されているウィンザー城のセント・ジョージ礼拝堂に安置される。フィリップ殿下の遺体は現在、同礼拝堂の王室安置所に安置されているが、キングジョージ6世記念礼拝堂に女王と並んで埋葬される予定だ。
[原文:Queen Elizabeth II has died. Here's what will happen at her funeral.]
(翻訳・編集:Toshihiko Inoue)
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