自動化施工システム導入後のイメージ
NEC
NECと鹿島建設が、建設業における施工の自動化システムの普及を目的とした合弁会社を立ち上げた。長年にわたり施工分野の通信やセンサーなどの研究開発を進めてきた両社が手を組み、労働力不足などの課題解決を目指す。
8月に設立したKNC Planning(東京都港区)には、鹿島とNECが50%ずつ出資した。鹿島が開発した自動化施工システム「A4CSEL(クワッドアクセル)」の技術と、NECの通信インフラ技術やAIを活用したデータ分析技術などを統合し、新たなビジネスモデルを構築する。
前段として、施工計画の自動作成や重機の自動運転、遠隔操縦技術などを内包するA4CSELの一般化を目指し、必要な技術の精査やコストの検討に取り組む考えだ。
(文・Strainer)
"Strainer"より転載(2022年9月8日公開)