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イギリスのエリザベス女王が静養先のスコットランドのバルモラル城で亡くなった。
エリザベス女王の在任期間70年はイギリスの歴代君主として最長で、多くの要人から尊敬を集めていた。各国首脳からは、エリザベス女王の功績を称える追悼の言葉が次々と寄せられている。
以下、各国首脳のTwitterアカウントの投稿と公式声明から抜粋して紹介する。
日本:岸田文雄首相
「英国エリザベス二世女王陛下の御崩御の報に接し、深い悲しみを禁じ得ません。日本国政府として、英国王室、英国政府及び英国国民の皆様に対し、心から哀悼の意を表します。
エリザベス二世女王陛下は、英国王室史上最長となる70年にわたり在位され、世界の平和と繁栄のために極めて大きな役割を果たされました。また、エリザベス二世女王陛下は昭和50年に御訪日されるなど、特に日英関係の強化に大いに貢献をされました。
激動の世界情勢において英国を導いたエリザベス二世女王陛下の崩御は、英国民のみならず国際社会にとって大きな損失です。
英国民の皆様がこの深い悲しみを乗り越えるに当たり、日本は常に英国と共にあります。謹んで哀悼の意を表させていただきます。」
アメリカ:ジョー・バイデン大統領(声明)
「エリザベス二世女王は、比類なき威厳と不変の政治家であり、イギリスとアメリカの同盟を深めました。彼女は私たちの関係を特別なものにしてくれました」
インド:ナレンドラ・モディ首相
「女王は、国家と国民に感動的なリーダーシップを発揮されました。彼女の死去に心を痛めています」
カナダ:ジャスティン・トルドー首相(声明)
「女王陛下は、英連邦とその国民のために生涯を捧げることを誓われました。すべてのカナダ人を代表して、この誓いを守り、生涯にわたって奉仕を続けてこられたエリザベス二世女王に感謝します」
アイルランド:マイケル・ヒギンズ大統領(声明)
「陛下は、類まれな尊厳をもってイギリス国民に仕えました。女王としての役割に対する献身と並外れた使命感は、イギリスの歴史においてユニークな存在となることでしょう」
フランス:エマニュエル・マクロン大統領
「彼女はフランスの友人であり、心優しい女王として、彼女の国とその時代を印象付ける存在でした」
イギリス:リズ・トラス首相(声明)
「エリザベス二世女王は、一貫して、私たちに必要な安定性と強さを与えてくれました。彼女はまさにイギリスの精神そのものであり、その精神はこれからも続くでしょう」
イギリスの首相経験者からも多くのコメントが発表されている。
イギリス:ボリス・ジョンソン前首相
「彼女は笑顔と暖かさ、そして優しいユーモアをもって、比類なき70年間、その魔法を王国中に広めました」
イギリス:テリーザ・メイ元首相
「女王陛下は、奉仕の生涯に惜しみない力を注いでこられました。自国民のみならず、イギリス連邦の枠をはるかに超えて尊敬され、称賛されていました」
イギリス:デービッド・キャメロン元首相
「エリザベス女王のもとで首相を務められたことをとても誇りに思います。毎週、エリザベス女王と座り、彼女の思慮深いアドバイスと賢明な助言を仰ぐことができたのは、大変光栄なことでした」
(文・山口ひかり)