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日野自動車、国土交通省から是正命令。トラックなど約2万台リコールも。トヨタは引き続き「見守っていく」

日野自動車に国土交通省から是正命令が発出された。

日野自動車に国土交通省から是正命令が発出された。

撮影:三ツ村崇志

国土交通省は、9月9日、エンジン認証申請における不正問題が続いている日野自動車に対して、是正命令を発出した。

国土交通省は8月3日から9月8日までの間、日野自動車に立入検査を実施。その結果を踏まえて、基準不適合が確認されたエンジン(トラック・バス用エンジン1機種、建設機械等用エンジン3機種)については、型式指定の取消に向けた手続きを開始する。

一方、基準適合が確認された残りのエンジン(トラック・バス用エンジン3機種、建設機械等用エンジン4機種)については、出荷再開を認めるとしている。

これを受けて日野自動車も同日プレスリリースを発表している。

「人流や物流という社会インフラに関わる立場でありながら、長きにわたる不正行為により関連法令違反を行い、お客様をはじめとするすべてのステークホルダーの信頼を裏切り、多大なご迷惑をおかけしておりますことを改めて深くお詫びいたします。


本是正命令を真摯に受け止め、命令内容を踏まえた抜本的な再発防止策を策定し実行するとともに、継続的に改善および強化を図り、二度と不正を起こさない企業風土ならびにガバナンスの確立に覚悟を持って取り組んでまいります」(日野自動車・プレスリリースより)

約2万台のリコール。不正の影響は他社へも

なお、日野自動車は同日、エンジンに性能上の問題を確認した大型エンジン「E13C」搭載の大型トラック「日野プロフィア」、大型観光バス「日野セレガ」の一部車型について、国土交通省へリコールを実施した。

対象台数は、日野プロフィア2万202台(生産期間:2017年5月~2022年3月)と、日野セレガ898台(生産期間:2017年7月~2022年3月)の合計2万1100台。また、同エンジンを搭載しているいすゞ自動車の大型観光バス「ガーラ」についても、いすゞ自動車からリコールが実施されている(台数は493台)。

なお、同様に問題が確認された産業用エンジン3機種(E13C-YS、E13C-YM、P11C-VN)についても納品先となるコベルコ建機と加藤製作所からリコールが実施されている。それぞれ対象台数はコベルコ建機が656台、加藤製作所が661台。

日野自動車の親会社であるトヨタ自動車も同日にプレスリリースを発表している。

「日野自動車の一連の不正に関し、エンジン認証申請におけるプロセスや体制に様々な問題があったとして、国土交通省から同社に対する『是正命令』という大変厳しい行政処分が下されたと認識しております。

トヨタとしても、日野がステークホルダーの皆さまの信頼に足る企業として生まれ変われるのか、見守ってまいります。また、日野から依頼を受けている、小型トラック用エンジンの認証業務での協力など、支援可能な領域や業務を通じて、協力やサポートを行ってまいります」

と、引き続き見守っていくとしている。

(文・三ツ村崇志

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