フェラーリのSUV「プロサングエ」。
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- フェラーリ初のSUV、「プロサングエ(Purosangue)」が発表された。
- V型12気筒エンジンを搭載し、715馬力を発生、3.3秒で100km/hに達するという。
- プロサングエには観音開きのリアドアがあり、4人乗りだ。
フェラーリは、車高の低いエキゾチックなスポーツカーとして知られている。だが最新モデルでは、従来の型を採用せず、より大きく、より高性能なものを目指している。
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フェラーリは2022年9月13日、初のSUV、「プロサングエ」を発表した
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4人乗りのプロサングエの価格は、イタリアで39万ユーロ(約39万ドル、約5600万円)から。アメリカでの価格は明らかにしていない
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プロサングエは、フェラーリが販売した車の中で初の4ドア車だ
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フェラーリは、SUV「ウルス」がデビュー以来圧倒的な人気モデルとなっているランボルギーニなど他の高級スポーツカーブランドに追随している
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「プロサングエ」はこれまでのスーパーカーと同じようにフェラーリであり、「サラブレッド」とまで言っている
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さらにフェラーリはSUVと呼ばず、「比類なき快適性とフェラーリならではのパフォーマンスとドライビングプレジャーを融合させた多用途な車」と表現している
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素晴らしいことに「プロサングエ」は確かに道路を走るどの車とも違って見える
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とがったフロントとリアのハッチを持ち、スポーツカーと小型SUVを融合したようなモデルだ
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フェラーリの従来の車と同様に、大型エンジンによって十分な力を発揮する
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6.5リッターV型12気筒エンジンを搭載し、最高出力715馬力、最大トルクは716Nm
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フェラーリによると静止状態から3.3秒で100km/hに達し、市場に出ているSUVで最も速いという
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また、10.6秒で200km/hに達し、最高速度は310km/h
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「プロサングエ」は全輪駆動を採用し、さらなる高性能を目指している
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全体の重量を減らして重心を低くし、ダイナミックなドライビングを実現するというカーボンファイバーのルーフを標準装備している
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後部座席への乗降をしやすくする独自の観音開きのドアを採用した
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この「ウェルカムドア」と呼ばれるドアによって、可能な限りコンパクトにできたという
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内部にはヒーター付きの調節可能な4つのシートがある
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この車にはフェラーリ史上最も広い収納スペースがあるが、それほど驚くことではないだろう
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運転席と助手席のシートは、マッサージ機能付き
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ダッシュボードはほぼ左右対称で、助手席の前に10.2インチのディスプレイがある
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ステアリングの奥には同様のディスプレイがあり、重要な走行情報を表示する。不思議なことにいずれもタッチスクリーンではない
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「プロサングエ」は2023年に販売が開始され、ランボルギーニの「ウルス」、アストンマーティンの「DBX」、ポルシェの「カイエン」など、他の高級SUVのライバルになるだろう
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(翻訳:Makiko Sato、編集:Toshihiko Inoue)