海軍の砲車に載せるため運ばれるエリザベス女王の棺。棺の上には君主の象徴である公式王冠「インペリアルステート・クラウン」と勺杖、宝玉が置かれている。
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イギリスのエリザベス女王の国葬が9月19日午前11時(日本時間:19日午後7時)からロンドンのウェストミンスター寺院ではじまった。国葬は、9月19日午後8時15分頃(日本時間)に終わった。
女王の棺はウェストミンスター寺院からロンドン郊外のウィンザー城へ。同城内の聖ジョージ礼拝堂での埋葬式の後、近親者のみの礼拝を経て、同礼拝堂内にある国王ジョージ6世記念礼拝堂に納められる。
国葬と当日の様子を写真・動画で伝える。国葬と埋葬式の様子はイギリス王室の公式YouTubeでも生中継された。
イギリス公共放送「BBC」の生中継。
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ロンドンのウェストミンスター寺院で営まれるエリザベス女王の国葬に参列する来賓たち。(2022年9月19日)
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ロンドンのザ・マルに掲げられたイギリス国旗。
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チャールズ国王とアン王女(エリザベス女王の長女)。
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ロンドンのウェストミンスター宮殿近くにも人々が集まっている(2022年9月19日)
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ウェストミンスター寺院に到着した葬列。
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ウェストミンスター寺院に入るエリザベス女王の棺。
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ウェストミンスター寺院は1947年にエリザベス女王とエディンバラ公フィリップ殿下との結婚式、1953年に女王の戴冠式が執り行われた場所でもある。
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ウィリアム皇太子とジョージ王子。後ろにはヘンリー王子。
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棺台に安置されるエリザベス女王の棺。
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棺台に安置されるエリザベス女王の棺。
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聖書の一節を朗読するトラス首相。
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エリザベス女王の棺に置かれたインペリアルステートクラウン。
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エリザベス女王の国葬当日の市民の様子。
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聖歌を歌うウィリアム皇太子一家。
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説教を説くカンタベリー大主教。エリザベス女王の過去のスピーチを要所要所で引用していた。
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エリザベス女王の国葬の様子。
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エリザベス女王の国葬の様子。
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エリザベス女王の国葬の様子。
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エリザベス女王の国葬の様子。
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エリザベス女王の国葬の様子。
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エリザベス女王の国葬の様子。
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国葬ではイギリスのアンセム「God Save the King」(神よ、国王を守り給え)が演奏された。
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エリザベス女王の国葬の様子。女王専属のバグパイプ奏者が演奏した。
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ウェストミンスター寺院から運ばれるエリザベス女王の棺。
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ウェストミンスター寺院から運ばれるエリザベス女王の棺。
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ウェストミンスター寺院から運ばれるエリザベス女王の棺。
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国葬が営まれたウェストミンスター寺院から運び出されるエリザベス女王の棺。
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ウェストミンスター寺院から運ばれるエリザベス女王の棺。
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ウェストミンスター寺院を後にする葬列。
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ウェストミンスター寺院を後にする葬列。
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ウェストミンスター寺院を後にする葬列。
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ウェストミンスター寺院を後にするエリザベス女王の棺と葬列。
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沿道に集まった人々。
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ウェストミンスター寺院を後にするエリザベス女王の棺と葬列。
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エリザベス女王の葬列。
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バッキンガム宮殿前のヴィクトリア記念堂に差し掛かったエリザベス女王の棺と葬列。
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バッキンガム宮殿前を通るエリザベス女王の棺と葬列。
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エリザベス女王の棺と葬列。沿道には多くの人が集まった。
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エリザベス女王の国葬当日、沿道に集まった人々。
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ロンドン郊外のウィンザー城に向かうエリザベス女王の葬列。
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ウィンザー城内の聖ジョージ礼拝堂に運ばれたエリザベス女王の棺。
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エリザベス女王の棺が運ばれた聖ジョージ礼拝堂。
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聖ジョージ礼拝堂での儀式の様子。
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エリザベス女王の治世の終わりを象徴する場面。君主の象徴であるインペリアルステート・クラウン、勺杖、宝玉が女王の棺から聖ジョージ礼拝堂の祭壇に移された。これらは女王が戴冠式のときに引き継いだもの。最期の別れが近づいている。
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エリザベス女王の棺に近衛歩兵連隊「グレナディアガーズ」の旗をかけるチャールズ国王。
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バグパイプの演奏とともに聖ジョージ礼拝堂の地下にある王室納棺堂に下ろされるエリザベス女王の棺。埋葬式の終了後、女王の棺は親しい家族に見守られながら国王ジョージ6世記念礼拝堂に納められる。
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「女王最期の旅」バルモラル、エディンバラ、ロンドン、そして“最愛の夫”の元へ
BBCによるとエリザベス女王の国葬には約2000人の各国要人らが出席した。ロンドンの沿道には最期の別れを告げようと多くの市民らが集まった。
イギリス王室と深い縁を紡いできた日本の皇室からは天皇皇后両陛下が参列した。
エリザベス女王の棺が公開安置されるウェストミンスター・ホールを訪問された天皇陛下。
(2022年9月18日)REUTERS/John Sibley/Pool)
また、アメリカのバイデン大統領、フランスのマクロン大統領、ヨーロッパ各国の王族、イギリス国王を元首に頂く国々(イギリス連邦王国)からカナダのトルドー首相、オーストラリアのアルバニージー首相、ニュージーランドのアーダーン首相なども参列した。
ウェストミンスター寺院に到着したバイデン米大統領とジル・バイデン夫人。
REUTERS/John Sibley
カナダのトルドー首相夫妻。
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エリザベス女王は8日にスコットランドのバルモラル城で亡くなった。女王の棺はバルモラル城からエディンバラを経て、13日にロンドンのバッキンガム宮殿へと運ばれた。
15日からはウェストミンスター宮殿内のホール(ウェストミンスターホール)で公開安置(正装安置)され、市民らが数キロにわたって長蛇の列をつくった。
この間、近衛師団などの護衛を担う軍部隊のほか王族、軍高官らが交代で「寝ずの番」を務めた。サッカーの元イングランド代表だったベッカム氏が弔問の列に並んでいたことも話題になった。
エリザベス女王の国葬の様子。
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女王の棺と葬列は19日午後10時44分(日本時間:19日午後6時44分)にウェストミンスターホールから海軍の砲車に載せられ、ウェストミンスター寺院へと運ばれ、同日午前11時(日本時間:同日午後7時)から国葬が営まれた。
葬儀ではイギリス国教会の最高位聖職者「カンタベリー大主教」が説教をした。
ウェストミンスター寺院は、1947年にエディンバラ公フィリップ殿下との結婚式、1953年にエリザベス女王の戴冠式が執り行われた場所でもある。当時、皇太子だった上皇さまが昭和天皇の名代として参加した。
女王の棺と葬列は同日午後12時15分、ウェストミンスター寺院からウェリントン・アーチへ。ここで棺は霊柩車に移され、ロンドン郊外にあるウィンザー城へと運ばれた。
ウィンザー城内の聖ジョージ礼拝堂に運ばれたエリザベス女王の棺。
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女王の棺は同日午後、ウィンザー城内の聖ジョージ礼拝堂へ。ここで女王と親交の深かった人々が集い、埋葬式が執り行われた。
同日夜には近親者のみの礼拝の後、聖ジョージ礼拝堂の一角にある国王ジョージ6世記念礼拝堂に埋葬された。
96年の生涯を奉仕に捧げたエリザベス女王は、父・ジョージ6世、母・エリザベス王太后、妹・マーガレット王女、そして2021年4月に亡くなった“最愛の夫”フィリップ殿下とともに、この地で永遠の眠りについた。
エリザベス女王の家族。左から夫・フィリップ殿下、エリザベス女王、母・エリザベス王太后、父・ジョージ6世、妹・マーガレット王女。最愛の家族とともに、女王は聖ジョージ礼拝堂の一角にある国王ジョージ6世記念礼拝堂で永遠の眠りにつく。
Twitter/@Royal Family
(文・吉川慧)