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夜型の人は、心臓病や2型糖尿病などのリスクが増す可能性がある…朝型は脂質代謝が良好

早起きすると、代謝がより健康的になるようだ。

早起きすると、代謝がより健康的になるようだ。

Five/Getty Images

  • 新たな研究によると、朝に活動的だとより健康的な代謝につながる可能性があるという。
  • いわゆる「夜型」の人は、「朝型」の人と比べて脂肪の燃焼が少なく、インスリン抵抗性が高いことが分かった。
  • さらに研究が進めば、自然な睡眠・覚醒サイクルに基づいて、慢性疾患のリスクを判断できるようになるかもしれない。

夜更かしを好む人は、脂肪を燃焼しにくくなり、2型糖尿病や心臓病のリスクが高まる可能性があることが、新たな研究でわかった。

学術誌『Experimental Physiology』に2022年9月19日付で掲載された研究論文によると、日中に活動的ないわゆる「朝型」の人は、「夜型」の人よりも脂肪をエネルギーとして利用しやすく、インスリン感受性が高い(血糖値を下げるのに必要なインスリンが少ない)傾向にあるという。

ラトガーズ大学とバージニア大学の研究者は、運動不足によって高血圧や高血糖などの慢性疾患の危険因子を抱えるメタボリックシンドロームの調査参加者51人のデータを調べた。参加者は、コントロールされた食事と運動を実践しながら、1週間にわたってモニタリングされた。

この研究では、1日の早い時間帯に活動する傾向がある人を「朝型」、遅い時間帯に活動する傾向がある人を「夜型」と定義し、参加者をそのような「クロノタイプ」別に分類した。

そして朝型と夜型とで、インスリン感受性や安静時および運動時(軽い運動から激しい運動まで)に糖や脂肪をエネルギーとして燃焼させる能力など、代謝の健康状態を示すマーカーの比較が行われた。

その結果、朝型は安静時、運動時ともにより多くの脂肪を燃やし、インスリン感受性が高いことが分かった。一方、夜型は脂肪を燃やす代わりに糖をエネルギー源とし、インスリン抵抗性も高いため、2型糖尿病や心臓病などの病気にかかるリスクが高まる可能性があることが分かったと、論文には記されている。

論文の筆頭著者でラトガーズ大学の運動学・代謝学教授であるスティーブン・マリン(Steven Malin)は、身体の自然な睡眠・覚醒サイクルである「概日リズム」が2型糖尿病や心臓病のリスク評価に役立つ可能性があることがこの研究結果によって示されたとプレスリリースで述べている。

「朝型と夜型の脂質代謝の違いは、概日リズムがインスリンの働きに影響を与える可能性があることを示している。つまり、クロノタイプは代謝やホルモン作用に影響を与える可能性があり、疾患リスクを予測するものとして利用できると我々は考えている」

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