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「フォーエバー21」が3年半ぶりに再上陸「大量生産・大量廃棄からの脱却」目指す

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東京・渋谷で開かれたForever 21再上陸会見より。左から、ABG社担当者のケビン・サルター氏、アダストリアの木村治社長、同クリエイティブディレクターの野田源太郎氏。

出典:Forever 21日本再上陸会見中継より

2019年10月31日に日本を完全撤退したアパレルブランド「Forever 21(フォーエバー21)」が2023年春、日本に再上陸する。再上陸のパートナーとなるのは、アパレル大手のアダストリアだ。

アダストリアは5月、ライセンス事業を手がける100%子会社のゲートウィンを設立。

Forever21を傘下にもつAuthentic Brands Group(オーセンティック・ブランズ・グループ、以下ABG)と伊藤忠が独占販売契約を結び、伊藤忠とゲートウィン(アダストリア)がサブライセンス契約する形で国内展開していく。

5年で100億円規模、全国15店舗+EC展開を計画

ポーランド・ワルシャワのForever 21

ポーランド・ワルシャワのForever 21(2019年撮影)

Kristi Blokhin / Shutterstock

アダストリアの木村社長は新生Forever21の今後の目標について、「売上高を5年で100億円、EC化率6割」を目指すとした。

2023年春(2023SS)の商品展開に関しては、日本オリジナル企画のアパレルが8割、アメリカのForever21の輸入商品は2割程度で展開する。ただし、今後のオリジナル比率は流動的に変化するという。

新生Forever21としての国内販売は、まず2023年2月21日に自社ECサイト「.st」を通じて販売開始する。

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5年後の2028年に「EC化率6割」という、ECに強い低価格アパレルブランドを目指している。

出典:Forever 21日本再上陸会見中継より

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出典:Forever 21日本再上陸会見中継より

リアル店舗展開は、EC開始から2カ月遅れた2023年4月、大手ショッピングモールららぽーとの関西と関東の店舗で1店舗目をオープンする予定。日本完全撤退から数えて、約3年半ぶりのリアル店舗展開になる。

その後年間3店舗程度を開店していき、2028年2月時点で15〜18店舗程度を目指すという。

リアル店舗の出店計画について、質疑のなかで「Forever21は既に知名度があるため、過度なドミナント出店は計画していない」「かつてのような路面店、超大型店の出店は考えていない」とし、ECを最大限に活用して展開するとみられる。

特に日本の商品展開については、「素材の品質を一定の基準を保たなければ、日本では(競合との勝負に)かなわない。アダストリア基準を設けた価格帯、素材の選定になっている」(ゲートウィン幹部)と、オリジナル商品での日本ローカライズに自信を見せる。

平均商品価格4000円、平均客単価5800円程度という価格帯については「GUさんやユニクロさんよりは少し上がるが、高価格ではないという価格帯」(ゲートウィン幹部)を狙う。

木村社長は質疑のなかで、「大量生産、大量廃棄の過去のイメージから脱却する。適時・適量・適価のアダストリアの生産体制を行うところが、(再上陸の)大きなポイント」だとした。

アダストリアはグローバルワークやニコアンドを展開することで知られる。直近2月の通期決算では売上高2015億円、最終利益49億円の黒字決算を計上している。

(文・伊藤有)

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