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キューバに派遣されて「ハバナ症候群」になったCIAの医師が証言…5年経った今も症状に悩まされている

キューバのハバナにあるアメリカ大使館

最初にハバナ症候群が報告された、キューバのハバナにあるアメリカ大使館。2017年10月14日撮影。

Gary Hershorn/Getty

  • ハバナ症候群の調査のため派遣されたCIAの医師が、自らの病気について語った。
  • この医師は匿名で、キューバ滞在中にかかったハバナ症候群について、CNNに話した。
  • 専門家は症候群の原因を特定していないが、有力な説では電磁波が関係している。

自らが調査を行っていたハバナ症候群と呼ばれる症状が自分にも現れたと一人の医師が証言した。

CIAの医師、ポール・アンドリュー(仮名)は、海外のアメリカ政府関係者に影響を与えている謎の症状について調査するためにキューバのハバナに派遣された最初の専門家だった。

それから5年が経ち、彼は依然として謎の病気と同じ症状に悩まされていることが、2022年9月25日公開された特別報道番組で紹介された。

2016年後半に初めて報告された場所にちなんでハバナ症候群と名付けられたこの症状は、公式には「原因不明の健康事案(AHIs)」と呼ばれている。

2017年以来、アメリカの政府機関職員外交官などの間で、数百件のAHIsが報告されている

この症候群の明確な原因は不明で、専門家は現在では集団精神病や鳴き声の大きなコオロギ、音響による攻撃といった初期の仮説を否定している。

早朝に耳の痛みで目が覚めた

アンドリューは自分自身に症状が現れ始めたとき、信じられない思いだったとCNNに語った。

彼は、任務中のある朝5時、吐き気と激しい頭痛とともに、右耳に鋭い痛みを感じて目を覚ました。ハバナ症候群の患者が報告していた、カチカチという音や低いノイズも聞いたと報告している。

当時、音響兵器のようなものが関連する可能性が有力な説だったため、彼は影響を和らげようとヘッドフォンを装着したという。

1時間後、症状は良くならず、部屋を出ることにした。彼はとても混乱していて、荷物をバッグに詰めることやドアを開けることにも苦労したという。バランス感覚にも影響を及ぼしていたのだ。

それから5年が経ち、アンドリューは依然としてバランス感覚と視力に問題があるという。ハイキングやジョギングで吐き気を催し、頭を左右に向けるとくらくらすると、CNNに話した。

医師は、バランスと体の位置を教える内耳の一部である前庭器官に損傷を見つけた。

「やりたいと思ったあらゆることができない。大きなストレスを感じる」と彼は話している。

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