1日3杯のコーヒーで寿命が伸びる可能性…45万人を対象にした調査研究で明らかに


コーヒーとミルク

研究者たちは、カフェインレスでも、インスタントでも、挽いた豆で淹れたコーヒーでも長生きに関連があると新たな研究で述べている。

Getty Images/Joe Raedle

  • 45万人を分析した研究で、1日2、3杯のコーヒーを飲むことと長生きすることの間に関連性があることが分かった。
  • たとえカフェインレスのコーヒーでもコーヒーを飲んでいる人は、飲まない人と比較すると死亡する可能性が低かった。
  • この発見は、コーヒーが長寿をもたらす可能性を示唆する既存の観察研究に基づいている。

1日に2、3杯のコーヒーを飲むことが、長生きにつながる可能性があることが新たな研究で明らかになった。

研究者たちは、UKバイオバンク(UK Biobank)が約12年半の間、追跡調査した45万人のデータを解析した。

その結果、コーヒーを飲まない人と比較し、挽いたコーヒー豆から淹れたコーヒーを飲む人は27%、インスタントコーヒーを飲む人は11%、カフェインレスコーヒーを飲む人は14%、早期死亡にする可能性が低いことが分かった。

コーヒーを毎日2、3杯飲む人は、その種類に関係なく心血管系疾患を発症する可能性が低く、さらにカフェイン入りのコーヒーを飲む人は、心臓の不整脈を発症する可能性がわずかに低いことも分かったという。

「我々の研究結果は、あらゆる種類のコーヒーを適量飲むことは控えるべきでなく、心臓に健康的な行動として楽しめることを示している」と、この研究の主執筆者であるオーストラリアのベイカー心臓・糖尿病研究所(Baker Heart and Diabetes Research Institute)のピーター・キスラー(Peter Kistler)はリリースの中で述べている。

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