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TikTokで効率的にPR。起業家の私は、いかに1年で4万フォロワーを達成したか?

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  • 本記事の筆者ジェン・グランツ(Jen Glantz)氏は、出張ブライズメイドサービスを8年前に起業した。
  • グランツ氏は独自のTikTok戦略でフォロワー数を増やし、290万超の「いいね」を獲得。
  • フォロワー数を増やし、数千ドルの追加収益を実現するために実践した戦略とは?

8年前にブライズメイド(花嫁介添人)の派遣サービス「ブライズメイド・フォー・ハイヤー(Bridesmaid for Hire)」を立ち上げて以来、私はフルタイムの起業家として経営に従事している。

それまでIT系のベンチャー企業でコピーライターをしていた私には、経営に関する知識など全くなかった。起業1年目は、宣伝手段を探したり、他社とタイアップを組めるようさまざまな企画を提案したり、何とか生き残ろうと必死だった。

SNSを活用することの威力を知ったのは起業2年目のこと。どんな起業家でも、面白くて価値のあるコンテンツを作ることで、いつか顧客や非公式のブランドアンバサダーになるかもしれないオーディエンス層を構築できるということを知った。

彼らのようなオーディエンスは、SNS上のプレゼンスが非常に魅力的であるという理由だけで、我々のサービスの詳細を自分達のネットワークにシェアしてくれるのだ。

私もゼロからTikTokを始めた

私はインスタグラム、フェイスブック、Twitterを使って効果的に事業を宣伝する方法を習得した上で、TikTokでのプレゼンスを確立していこうと決意した。

たった1年で、TikTokのフォロワー数1000人と2500の「いいね」から、3万9000人以上のフォロワーと290万超の「いいね」を獲得するまで成長した。熱心なオーディエンスのおかげで6カ月間のホームページのアクセス数も増え、その結果、昨年に比べ今年の収益は伸びている。

私がこれを実現することができたのは、明確で戦略的なプランを立てたから。どんな起業家でもTikTokのオーディエンス層を築くことができる方法を紹介しよう。

他のSNSとの違いを理解しよう

インスタグラムやYouTubeでは、オーディエンスの関心を引くためには動画や画像のクオリティが重要であるのに対し、TikTokではそうではないことに気付いた。

入念にリサーチを行い、実際にTikTokを何時間も見て発見したことは、再生回数の多い動画が必ずしも高性能なカメラで撮影されたものではないということだ。TikTokでは画質の良さよりも、リアルで共感できる動画の方が、成果を出していることが多い。

TikTok動画撮影にはプロ用カメラよりiPhone用の三脚がマスト

そのおかげで複雑な編集も要らなくなり、より早くコンテンツを作成できるようになった。撮影のために専用のスタジオを用意する必要もなく、自宅のリビングやデスクで撮影するようになった。

さらに、TikTokで再生回数を伸ばしているコンテンツは縦のアングルで撮ったものが多く、動画にテキストが付けられていたり、オリジナルの音源や流行りの音楽を使っているものが多いという特徴も発見した。

このプラットフォームをより深く理解するために、私は週に数日、合計1時間はアプリを開き、どんな動画が投稿されているか見るよう心がけた。再生回数の多い動画を参考にして試験的に動画を撮ってみて、TikTokのさまざまな機能の使い方を覚えた。

その上、SNSの最新情報やトレンドを紹介している情報サイト「ソーシャル・メディア・トゥデイ(Social Media Today)」の記事をチェックしたり、TikTokの編集方法を解説するチュートリアル動画をYouTubeで見たりしてコンテンツ作成の開始に備えた。

自分のブランドポジションを戦略化しよう

他のSNSプラットフォームと同様、オーディエンス層を構築し、彼らを顧客にするためには、コンテンツに強いブランドポジションを持たせることが重要となる。

TikTokのプロフィール欄に表示される情報を作成する際、私の会社がどのような事業を行っていて、なぜ私をフォローするべきなのか、私のページを見つけた人にすぐ伝わるように、ブランドポジションが明確であるよう気を付けた。

さらに、動画を次の4つのカテゴリーに絞って作成することに決めた: プロのブライズメイドとしての経験談、この事業を通して提供できるアドバイスや秘訣、私がお薦めする必須アイテムとして商品を紹介するアフィリエイト広告、よくある質問とその回答(FAQ)。

これら4つのカテゴリーにフォーカスすることで、どんなコンテンツを作ろうか考える際にアイデアをまとめることができるのだ。

この戦略によって、視聴者に対し私のビジネスを魅力的に伝えることができ、動画を見た後でもっと知りたくなるよう惹きつけることができる。私の動画を見るたいていのオーディエンスは、さらに他の私の動画を再生したり、プロフィール欄から私のホームページや他のSNSに飛んでくれたりしている。

私の会社のようなサービスを提供する企業は多くはないが、ライバル企業の分析には時間をかけた。ウェディング業界で私が憧れている、あるいは私の顧客に愛されている5社を選び、彼らのTikTok戦略も研究した。

私は彼らの成功例や、自分だったらもっと良くできる点、直近30日で再生回数の多かった動画を書き出した。それにより、強いブランドポジションを出す方法やどうしたらTikTok上で目立てるかなど、より多くのアイデアを掴むことができた。

動画はまとめ撮りしよう

TikTokのアプリの使い方を習得する中で、私はユーザーのフィードに表示されるコンテンツの仕組みが違うことに気付いた。

他のSNSではユーザーがフォローしている人の投稿が表示されるのに対し、TikTokはそれぞれのユーザー向けに選別されたランダムな動画が表示されるようになっている。過去に視聴し「いいね」を押したり、シェアした動画などの決定要因に基づくアルゴリズムで各ユーザーにとって新しいコンテンツが表示されるようになっているのだ。

つまり、TikTokに投稿した動画はより広範囲のオーディエンスにリーチできる可能性があり、投稿してから何週間も、場合によっては何カ月も経ってからユーザーのフィードに表示される可能性もあるのだ。この点は、最新の投稿が優先して表示されるインスタグラムと違う点だ。

私はこの特徴を活用し、できるだけ多くのコンテンツを作成しできるだけ多くのユーザーのフィードに表示される可能性を広げようと考えた。投稿を始めた最初の3カ月間、平日は毎日3〜4本動画を投稿することを目標にした結果、フォロワー数が1000人から1万人に急増し、「いいね」数も増加した。

毎日複数の動画を投稿するという目標を設定し、動画撮影は月に2回だけまとめて行うことに決めた。作成したい動画の概要は撮影日までに書き出しておくようにしている。

今週流行った音源やダンスの振り付けの動画を撮るとしたら、そこにどうやって自分らしさを出すか、動画にどんなテキストを載せるかを事前に書いておくのだ。

このように自分のコンテンツをオーガナイズすることで、2時間の撮影でまとめて2週間分の動画を作成することができる。

事業内容を明確に

コンテンツのポジショニングが明確になり、毎週投稿したい動画の本数が決まったところで、顧客になりたいと考えているフォロワーやオーディエンスのために、事業内容を明確に定義するよう心がけた。

私は「リンクツリー(LinkTree)」を使ってランディングページを作成し、そこに他のSNSプラットフォームに行けるアイコンを並べ、そこから問い合わせのメールも送信できるようにした。

私の著書やカードゲームなど低額のオリジナル商品を購入できるリンクから、2000ドル(約29万円)で私が出張サービスを行う高額商品のリンクも貼った。

リンクをプロフィール欄に載せることで、TikTokのオーディエンスを私のランディングページに誘導することができたため、オーディエンスから顧客に転じる人も増え、会社のメーリングリストの登録につなげることもできた(メーリングリストも関心のある人を顧客に変える有効な営業ツールだ)。

TikTokで宣伝色が強くなり過ぎないようにするために、私は自分の商品やサービスに関する動画は月に4〜5本だけと決めている。

それ以外の動画は先述のカテゴリーに関するもので(FAQへの回答、お役立ち情報の共有、ウェディング関連のアドバイスなど)、それらの情報に関心を持ったオーディエンスがホームページにアクセスしてくれたり、購買客に変わる人もいる。

起業家としてSNSの力を活用し、私のように戦略的に取り組めば、無料でオーディエンス層を築くことができるだけでなく、さらなる収益を生むことができたり、新たな顧客開拓にもつなげることができるのだ。

[原文:How I got my first 40,000 followers on my small business' TikTok by balancing fun videos with self-promotion

(翻訳・小森谷美江子、編集・長田真)

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