作成:Business Insider Japan/写真提供:ルイスロビン敬
ほとんどの人にとっての生活必需品、スマートフォン。かつて「食べているものを聞けば、あなたがどんな人か分かる」と言われたように、今ならスマホからその人の暮らしや嗜好が分かるとも言えそうです。中には、真似したくなるようなスマホ活用術もあるはず。
Life Insider編集部が注目する人物の「スマホの中身」を紹介する本連載。第2回は日本初の無料給水プラットフォーム「mymizu(マイミズ)」の共同創設者、ルイスロビン敬さんです。スマホの中身を見せてもらいました。
ルイスロビン敬さんの「スマホのナカミ」は?
画像提供:ルイスロビン敬
プラスチック問題解決のために、アプリの開発をはじめ大学・企業での講演など幅広く活躍するロビンさんのホーム画面がこちら!
背景の写真は、冬の長野県で撮影した山。アプリはファイナンス、仕事、趣味のスポーツ、天気......など用途ごとにフォルダ分け、使用頻度の高いものはタップしやすい位置に並べられている。きれいな景色が映えるすっきりした画面だ。
「mymizu」のウェブアプリをローンチしました。今まで通りスマホアプリもお使いいただけますが、今後はウェブブラウザからも給水スポットを見つけることができます。マンスリーサポーターキャンペーンも開始したので、是非こちらからチェックしてみてください!
睡眠時間、給水量、スマホ使用量......あらゆるデータを可視化
ロビンさんが開発などを行う「mymizu」は、無料の給水スポットを探せるだけでなく、水分補給量をトラッキングすることでペットボトルやCO2の使用削減量を知ることができ、自分の小さなアクションが社会に与えるインパクトも感じられるアプリだ。
「寝る時にはスマホを別の部屋に置いておくことが理想。でも難しい......」と話すロビンさん。アプリを使った事業を手掛けているからこそ、スクリーンタイムをチェックしたり、目的や時間などを意識しながら使うようにしていると言う。
「1日の中でスマホを触る時間が長すぎると思うこともありました。iPhoneの集中モードや通知オフ設定、スクリーンタイムを管理できるアプリなどに頼りながら、必要なときに使うようにしています」(ロビンさん)
ウェルビーイングの実現に欠かせない「愛用アプリ」3選
「Headspace」
世界190カ国以上でダウンロードされている瞑想アプリ。目的や所要時間ごとに幅広く設定されているの人気の一つ。対応言語は英語・スペイン語・ドイツ語・フランス語・ポルトガル語。2022年10月時点で日本語には対応していないが、穏やかなナレーションに併せてアニメーションがガイドしてくれるので、視覚的にも分かりやすく瞑想ビギナーにもおすすめ。月額480円、年間4800円。
「毎日寝る前に使っています。瞑想を始めてから、深く眠れるようになりました。UI・UXの使いやすさ、ナレーションの声質も気に入っているポイントです」(ロビンさん)
「Garmin Connect™」
高い機能性や豊富なデザイン性から世界中で支持されているスマートウォッチ「Garmin(ガーミン)」の専用アプリ。アプリと連動させることで、スマートウォッチが計測した歩数、ストレスレベル、消費カロリー、睡眠の深さ、血中酸素レベルなどを記録・分析でき、自分の体の状態を可視化できる。
「2021年8月にGarminを誕生日プレゼントでもらってから1年くらい使い続けています。体の状態を数値でチェックできるようになって、生活が変わりました。以前は睡眠時間を削ったりもしていましたが、持続的ではないなあと......。生活もサステナブルにしていきたいですね」(ロビンさん)
「one sec — better screen time」
スマホのスクリーンタイムを管理・記録し、SNSなどの見過ぎを防止するためのアプリ。one secと連動させることで、アプリを開く前に数秒間「深呼吸しましょう」などと書かれた真っ暗な画面が現れ、何度もアプリを開いたり無意識にSNSを流し見したりすることを防いでくれる。こちらも2022年10月時点で日本語には対応していない。
「このアプリには何度も救われました(苦笑)。ついつい長時間見てしまうので、SNSは必要なときだけ開くようにしています。最近は、何となくSNSを眺める代わりに、その日にあった嬉しい出来事や感謝したいことをノートに取りためる時間を作るようにしています」(ロビンさん)
(文・高橋真紀)