手当を受ける負傷者(2022年10月10日、キーウ)。
Efrem Lukatsky/AP
- 10月10日朝(現地時間)、ロシアはウクライナの都市にミサイルを連発した。
- この攻撃で道路やビル、住宅などが破壊された。
- ウクライナの非常事態庁は、少なくとも14人が死亡、97人が負傷したとしている。
10月10日朝、ロシアはゆっくりと日常を取り戻しつつあった首都キーウを含むウクライナの複数の都市をミサイル攻撃した。
AP通信によると、少なくとも14の地域に被害が及んだ今回の攻撃は、ここ数カ月で最も大規模なミサイル攻撃だという。
ロシアのプーチン大統領は10日のテレビ出演で、今回の攻撃はロシア本土とクリミア半島を結ぶクリミア大橋の爆発に対する報復だと語った。全長約19キロのこの橋は、ロシア軍にとって重要な補給路となっている。
ロイターによると、ウクライナ政府は爆発への関与を認めていない。
プーチン大統領はクリミア大橋の爆発を「テロ行為」と呼び、さらなる脅威には「厳格かつ適切に」対応すると話している。
ウクライナのクレバ外相は「プーチンはミサイルを手に交渉するテロリストだ」とツイートした。
写真はロシアの攻撃による被害の様子を伝えている。
攻撃を受けた都市では道路、ビル、住宅などが破壊され、多くの人々が停電にも見舞われている。ウクライナの非常事態庁によると、10日の攻撃で少なくとも14人が死亡、97人が負傷したという。
首都キーウでは、負傷した女性が手当を受けていた。
Vladyslav Musiienko/Reuters
中部ドニプロでは、破壊されたビルのすぐ近くを住民が行き交っていた。
Mykola Synelnykov/Reuteres
飼い犬を抱き、避難する女性を手伝う救助隊員の姿も。
State Emergency Services of Ukraine/Reuters
首都キーウでは、消防隊員が消火活動にあたっていた。
State Emergency Service of Ukraine/Reuters
ミサイル攻撃の後、キーウの街からは黒煙が上がっていた。
Oleksandr Klymenko/Reuters
各地で多くの死傷者が出ている。
State Emergency Service of Ukraine/Reuters
(翻訳、編集:山口佳美)