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気のせいじゃなかった…パンデミックにより人は性格が悪くなった

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Vicky Leta/Insider

あなたも感じてはいないだろうか。新型コロナウイルスの大流行から2年以上が経過し、世界中に不機嫌さが蔓延していることを。漂う厭世観、いや、周囲への無配慮と言うべきか。

飛行機の機内は言い争いが起き、乱暴な運転を目にすることもしばしば。私たちは皆、お互いのくだらない話に以前よりもうんざりするようになった。今にも誰かにキレられそうな、あるいは自分がキレてしまいそうな、そんなピリピリした感覚だ。

その感覚は気のせいではない。「PLOS One」に掲載された新しい研究によると、アメリカ人の性格は実際に変化していることが分かった。不機嫌になったのだ

以前より理屈っぽくなり、職場や家庭で勤勉でなくなった。見知らぬ人と会話をしたり旧友に電話をしたりする機会が減り、新しいことにあまり興奮しなくなった。つまり新型コロナウイルスは、私たちを不愉快な人間に変えてしまったのだ。

一見したところ、こんな当たり前のことに研究助成金を使うのは気が引けると感じるかもしれない。これまでの経験からいって、神経がすり減るのは当然だからだ。

しかし通常なら、性格はそんなにすぐに変わったりしない。それに自然災害は、人の性格をねじ曲げるようなものでもない。

実際、半世紀以上にわたり幅広く行われてきた災害社会学の研究では、人は災害に直面しても野蛮な略奪を犯したり、敷地を守るためにショットガンを振り回したりしないことが分かっている。では代わりにどうするのか。人はそういう時、誰かの役に立とうとするものだ。いつもより親切になり、現場に駆けつけ、できることをする

この理論に基づくと、感染症が流行っているときに、公共の場でマスクを着用しなかったり、赤ちゃんやお年寄りが危険に晒されるのを承知でワクチン接種を拒否したり、学校に空気清浄機を置かなかったりすることはないはずだ。

だが今回のコロナ禍は、なぜか通常の大災害のように私たちをひとつに結束させることはなく、逆に引き裂いてしまった。

マスク反対派

パンデミック中はマスク着用に反対の声を上げる人も。

Education Images/Getty Images

パンデミックの2年間は通常の10年に匹敵

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