「株価は数週間で底入れ、2023年に力強く回復」カナダ金融最大手RBC予測。米中間選挙「共和党勝利」なら…

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カナダの金融最大手カナダロイヤル銀行(RBC)は2023年にかけて株式市場がポジティブに展開すると予測する。

Mitch Hutchinson/Shutterstock.com

10月最初の2日(3・4日)は過去2年間で最高のパフォーマンスを記録し、株価は今度こそ息の長い回復基調に転じるかと思いきや、投資家の期待は最終的に裏切られた。

いまや株式市場は恐怖という名の雲にすっぽりと覆われている。

ただ、相場回復の種は誰もがあきらめたその時に蒔(ま)かれることもしばしばだ。

カナダロイヤル銀行(RBC)米国株担当トップストラテジストのロリ・カルバジーナは最近の顧客向けメールで、先を競って株式に資金を投じるべきとまでは言わないものの、これから数週間以内に相場は底入れし、続く2023年にはより力強い回復するとの見方を示している。

激動の1年もすでに第4四半期(10〜12月)に突入し、2022年は米国株にとって過去20年で最悪の年ということになりそうだ。

その展開は、2002年もしくは(世界金融危機の起きた)2008年に似ているというのがカルバジーナの見立てだ。

「過去2つの危機に際して、S&P500種指数は最初の底打ちを迎えて回復に転じ、その後再度急落してまた反落、完全な復元に至る前にまた下落して実質的には三番底を迎えました。パンデミック後の正常化プロセスも同じような展開をたどる気がしてきています」(カルバジーナ)

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