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億万長者が早期リタイアしない理由…「負けず嫌い」「退屈だから」

アメリカの人気テレビ番組「シャーク・タンク」の共同ホストであるマーク・キューバン(中央)とケビン・オレアリー(右)は資産家だが、リタイアしようとは考えていない。

アメリカの人気テレビ番組「シャーク・タンク」のホスト、マーク・キューバン(中央)とケビン・オレアリー(右)は資産家だが、リタイアしようとは考えていない。

Matt Sayles/Invision/AP

  • 起業家のマーク・キューバンとケビン・オレアリーは、早期リタイアしても満たされるわけではないと感じている。
  • オレアリーは、人生の終盤になってリタイアすることの社会的・認知的な利点を指摘している。
  • ほとんどのアメリカ人は、早期リタイアをするのに十分な収入も貯蓄もない。

アメリカの人気テレビ番組「シャーク・タンク」(アメリカ版「マネーの虎」)の司会者である起業家のマーク・キューバン(Mark Cuban)は億万長者だが、その地位に安住することは当分の間ない。

2022年9月に公開されたポッドキャスト「WorkLife with Adam Grant」のエピソードで彼はそう言い、キャリアを通じて常に新しいベンチャー事業やプロジェクトに挑戦してきたのは、さまざまなビジネスを勝利すべき「ゲーム」と見なしているからだと説明した。

「引退しないのは、負けず嫌いだからだ」

キューバンは、25歳のときにできるだけ早く「金持ちになる」ことを目標に掲げ、それが自分の決断の原動力になったと述べている。彼が初めて設立したのはマイクロソリューション(MicroSolutions)というコンピューターコンサルティング会社だが、それを32歳のときに600万ドルで売却した。このことが考え方に変化をもたらしたという。「ビジネス界のさまざまな場所で、自分の影響力を生かしたい」と思うようになったのだ。

このポッドキャストのホストでペンシルバニア大学の組織心理学教授でもあるアダム・グラント(Adam Grant)は「起業家は皆、心のどこかで『業界を破壊して変えてしまうような起業家になりたい』と思っているものだ」と言う。

「それに勝ることがあるだろうか」

キューバンの超富裕層仲間も同じような考え方だ。「シャーク・タンク」の共演者の1人、ケビン・オレアリー(Kevin O'Leary)は2019年、リタイアは自分には向かないとCNBCに語っている。

オリアリーは1999年にソフトウェア会社を42億ドルで売却したことを振り返り「私は流動性の高い資産を手に入れ『36歳だがもうリタイアできる』と思った」という。

「3年間リタイアしてみたが、退屈でたまらなかった」

彼は、仕事には経済的な安定性を超えた機能があると主張する。

「仕事はお金のためだけにするものではない。仕事がその人を形作る。仕事によって人と交流する場が与えられる。一日中、すごく面白い方法で人と関わることができる。長生きにつながり、脳の健康にもとてもいい」

それを裏付ける研究結果もある。ボストンカレッジの退職研究センターが発表した2018年の研究で、長く働くことは、男女ともに死亡率、うつ病や糖尿病のリスクの低下と関連していることが示された。

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