毎年10月は「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」だ。
農林水産省と環境省の調査によると、日本国内では食品ロスの量は年間約522万トン(2020年度)にも及ぶ。年々減少傾向にあるとはいえ、持続可能な社会の実現のためにはさらなる削減が不可欠だ。
出典:農林水産省
食品ロス削減のために個人でできることはいくつかあるが、まだ食べられるにもかかわらず廃棄されてしまう可能性のある商品を扱うマーケットを利用することも、そのうちの1つ。訳あり品や余剰品などをリーズナブルな価格で購入できるため、消費者にとっては昨今の物価高騰への対抗策にもなりうるのがメリットとなる。
今回は、代表的なサービスの1つである「Kuradashi(クラダシ)」が開始した、物価高騰に対抗するキャンペーンを紹介する。
Kuradashi(クラダシ) 家計応援キャンペーン
提供:クラダシ
売り上げの一部を環境保護や災害支援などに取り組む様々な団体に寄付していることでも知られるKuradashiが、2022年10月17日から開始した「家計応援キャンペーン」。現在は、10月26日までの第1弾が開催されており、対象商品が300円オフまたは500円オフになる特別クーポンを配布中。対象商品の一例は以下の通りだ。
<500円オフ対象商品>
- 人形町今半「黒毛和牛合挽生ハンバーグ」100g×8個 税込4980円
- 「ソムリエ厳選!6ヵ国のワインセット」750ml×6本 税込6930円
- 「牛肉問屋のまかない牛すじ煮込み」150g×8個 税込3840円
- 八天堂「豪華スイーツ 11種詰合せ」計33個セット 税込4660円
<300円オフ対象商品>
- 「A5等級 黒毛和牛 スライス」800g 税込5400円
- 松屋「牛めしバーガー」130g×30個 税込6210円
- 山形県産「訳ありりんご」約10kg(30~56玉) 税込3680円
- 国産「鰹のたたき」2kg 税込4980円
画像:kuradashi.jp
第2弾は10月27日~11月6日に開催予定で、対象商品を購入するともれなく1アイテムがプレゼントされる。一例として「欧州スパークリングワイン」(750ml×11本)の購入でハーフスパークリングワインを1本プレゼントや九州産「黒毛和牛 煮込み用とろとろ肉」(500g×2パック)の購入で冷凍コロッケ10個をプレゼントなどが予定されている。
消費者としては、食品をリーズナブルな価格で購入できることに加えて、手軽に社会貢献もできるのが魅力。この機会に一度試してみてはどうだろうか。
(文・加藤肇)