イギリス新首相、リシ・スナクとはどんな人物か…ゴールドマン・サックスやヘッジファンドでの勤務経験を持つ金融エリート

スナク

Dan Kitwood/Getty Images

  • イギリスの新首相、リシ・スナクはかつて、ロンドンのゴールドマン・サックスでジュニア・アナリストとして働いていた。
  • フィナンシャル・タイムズによると、彼は約3年間、鉄道やメディアなどのアメリカ株を担当していたという。
  • スナクは、政界入りする前に、あるヘッジファンドで働き、別のファンドを共同設立している。

イギリスの新首相、リシ・スナク(Rishi Sunak)は、かつてゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)のアナリストだった。

2022年10月24日に保守党の党首に選出されたスナクは、25日にも首相に就任する。彼は約3年間をアメリカの投資銀行で過ごし、その後はヘッジファンドで働き、別のファンドを共同設立した後、政界に転身した。

スナクは、イギリスの政治家を輩出することで知られるオックスフォード大学で哲学、政治学、経済学の学士号を取得して卒業した。また、在学中は同大学の投資サークルの会長も務めた。

大学卒業後、ロンドンのゴールドマンでジュニア・アナリストとして働き始めたスナクは鉄道やメディアなどの米国株を担当していたと元同僚がフィナンシャル・タイムズに語っている。元同僚は彼を高く評価しており、2004年にスナクが銀行を辞めたとき、直属の上司は失望してしたという。

ゴールドマン・サックスを退職した後、スタンフォード大学でMBAを取得した。卒業後、ヘッジファンドのTCIに勤務した後、同僚と共同でテリーム・パートナーズ(Theleme Partners)を設立した

スナクは、妻のアクシャタ・ムルティ(Akshata Murty)が経営する投資会社「カタマラン・ベンチャーズ(Catamaran Ventures)」の取締役も務めたが、2015年に国会議員になる前に辞任している。同社の登記上の所在地は、ケンジントンにある彼らの自宅の近くだ。

ロンドンだけでなく、スナクはカリフォルニアやインドでも働いてきたとイブニング・スタンダードは報じている。

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