【独自】アマゾン「破壊的イノベーション」開発3事業を突如打ち切り。大気水生成装置、再生可能ジェット燃料…

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アマゾン(Amazon)が専従の社内研究機関を創設してまで取り組んできた「破壊的イノベーション」創出プロジェクトを相次いで終了させている。

Sundry Photography/Shutterstock.com

アマゾン(Amazon)社内の研究機関「グランドチャレンジ」は最近、極秘プロジェクト3件の打ち切りを決定した。

最近相次いで明らかになっているコスト削減策の一環とみられるこの経営判断は、リスクの高い研究開発を通じて破壊的イノベーションの創出に取り組んできたこの研究機関のスタッフに、衝撃と失望をもって受けとめられた。

内情に詳しい複数の関係者によれば、撤退が決まったプロジェクト3件の内訳は、ビジネス会議用の拡張現実(AR)ヘッドセット空気から水をつくる大気水生成装置(AWG)革新的な再生可能ジェット燃料技術

うち複数のプロジェクトは10月初頭に突如打ち切りになった模様だ。

社外秘の案件ゆえ、本記事では情報提供してくれた関係者を匿名としたが、Insiderは身元を確認している。

なお、ヘルスケア関連のプロジェクト2件は、整理対象とならず研究開発の継続が決まった。前出の関係者によれば、不妊治療向けの家庭用妊性モニタリング機器抗微生物薬耐性(AMR)への対抗手段となる治療法が「生き残った」模様だ(詳細は後述)。

不妊治療機器は発売間近だが、AMR治療法はより長期的なプロジェクトが想定されているという。

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