27%もの人がパートナーに対してお金に関する嘘をついているが、自白するのに決して遅すぎることはない(画像はイメージ)。
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- ある調査によれば、27%の人が「経済的不貞」を犯したことがある——つまり、お金に関してパートナーに嘘をついたことがあると回答した。
- パートナーに対して、それを自白するのに遅すぎるということはないが、その後のことを現実的に想定することが大切だ。
- 同じ過ちを繰り返さないために、パートナーに打ち明ける前に今後のプランを立てよう。
南ミシシッピ大学が2018年に発表した「経済的不貞」に関する調査によると、27%の人が配偶者や婚約者に対してお金に関する嘘をついたことがあるということが分かった。
お金にまつわる嘘として多いのは、今週何回スターバックスに行ったかのような些細なものから、ギャンブル依存症を隠していたり、パートナーに黙って破産申請をしていたなどの深刻な嘘まで多岐にわたる。特にローンやクレジットカードが関係した場合など、お金に関する嘘は最初はささやかな嘘だったものが、次第に大きな問題に発展してしまうこともある。
本記事では「経済的不貞」に関してパートナーに正直に打ち明けようと努力している方のために、結婚や家族関係、経済的な問題を専門とする公認心理カウンセラー、メーガン・マッコイ博士のアドバイスを紹介しよう。
1. 怒る時間を相手に与えよう
「自分の過ちをパートナーに打ち明けるには感情的に非常に多くのエネルギーが必要だ。なので、正直に自白するための準備に、すべてのエネルギーを費やしてしまう」。そのため、お金について嘘をついた人は、そもそも真実を話すのに多大な努力を要したという理由だけで、すぐに許される権利があると「勘違い」しがちなところがあると、マッコイ博士は指摘する。
現実的に言って、真実を伝えられたパートナーは怒り、傷付き、あるいはその両方の感情が混ざり合うので、そういった感情を持たせるスペースを与えることが大切だ。もちろん、叫んだり、中傷したり、暴力的行為は、お金の使い方に関する真実を知った時のリアクションとして適切ではないので誤解のないように。しかし、しばらく1人になりたいと言われたり、必ずしも気分の良いことではないが、怒りの気持ちをぶつけられることは覚悟しよう。
2. 二度と嘘をつかないよう今後の明確なプランを立てよう
今後の具体的なプランがなければ、謝罪しても無意味なものになってしまう。マッコイ博士は、これからどう変わるつもりなのかを相手に説明することが、自白の次のステップとして重要になると語る。
例えば、ショッピングでお金を使い過ぎてしまったことを打ち明けるなら、信用を得るため今後はレジで会計をする時にパートナーに立ち会ってもらうようにするのも良いだろう。あるいは買い物に行く前にその日の予算を書き出し、後でパートナーにレシートを見せるのも一つの方法だ。
3. お金に関して健全な会話を持つよう心がけよう
内緒で銀行口座を持っていたり、利息で雪だるま式に膨らんでしまった多額の借金があるなどの大きな問題については、真実を知ったショックから立ち直るのにさらに時間がかかる可能性がある。現在のパートナーとうまくやっていきたいのであれば、お金に関して常に健全な会話を持つよう互いに心がけることが大切だ。
予算的に可能であれば、2人で定期的にファイナンシャルセラピストにかかるのがベストだろう。だが、同じ過ちを繰り返さないために、月に1度2人で時間を作って出費状況を確認するのも有効な方法だと言える。
[原文:3 steps to coming clean after lying to your partner about money, according to a financial therapist]
(翻訳・小森谷美江子、編集・長田真)