ニューヨークのオキュラスにある「UGG」。
Ann Matica/Insider
- 2000年代の初めに人気を博した「UGG(アグ)」がこの秋、再び人気を取り戻しているようだ。
- UGGを保有するデッカーズ・アウトドア(Deckers Outdoor)は、UGGの直近の四半期の売り上げが前の年の同じ時期に比べて2810万ドル(約41億7000万円)伸びたと報告した。
- 筆者はアメリカのニューヨークにあるUGGの店をのぞいてきた。
寒くなってくるにつれ、2000年代の初めに流行った"あるスタイル"をベラ・ハディッドやキキ・パーマーといったセレブや友人たちが再び身に付けるようになっていることに気付いた人もいるかもしれない。UGGのブーツだ。
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Source: Elle
「UGG」や「HOKA(ホカ)」といったシューズブランドを保有するデッカーズ・アウトドアは2022年10月、第2四半期の純売上高が21.3%増の8億7600万ドルだったと報告した。中でも売り上げをけん引したのはUGGで、その純売上高は1年前の4億4840万ドルから4億7650万ドルに伸びたという。
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Source: Deckers Brands
UGGは本当に復活したのだろうか? 筆者はニューヨークにあるUGGの店をのぞいてみることにした。
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筆者が向かったのは、ニューヨークの世界貿易センタービルの跡地の隣に建つオキュラス(Oculus)にあるUGGだ。
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建物に入ると、買い物客でにぎわっていた。
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バルコニーの端にあるUGGを見つけるのに、15分ほどかかった。
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広さ3482平方フィート(約320平方メートル)のおしゃれなこの店舗は、もともと2017年にオープンした。創業から約40年が経った頃だ。
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店先には、UGGの会員優待プログラムへの登録を呼びかけるサインも。
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店内は明るく、陳列棚はガラス張りになっている。
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青とオレンジのグラデーションの壁がリラックスした雰囲気を作り出している。
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UGGはシューズブランドだと思っていたので、筆者は取り扱われているアパレル商品の豊富さに驚いた。
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本格的な寒さを前に、パファージャケットも並んでいた。
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ニットのハンドウォーマーも筆者の目を引いた。
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冬物の他にも、驚くほど柔らかいバスローブが売られていた。
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そのすぐ脇にはふわふわのスリッパやブランケットが。
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広々とした試着室ものぞいてみた。壁には大きな鏡が何枚もかけられている。
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大きな木のテーブルに並べられているのは、主力商品のシューズだ。
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さまざまな形、さまざまなサイズのブーツが並んでいる。リボンが付いた「ベイリーボウII」は200ドルだ。
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最近人気の「タズ」(120ドル)や…
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黄色の「タスマンX」(80ドル)といった新しいデザインのシューズも並んでいる。
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スニーカー(120ドル)もある。
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ウィメンズの服や靴の売り場の反対側には、メンズの服が並んでいる。
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もしかしたらUGGは男性向けのイメージが薄いかもしれないが、実際は長袖シャツやスウェット、ブーツなど品揃え豊富だ。
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筆者が特に気に入ったのは、メンズの赤い「タスマン」だ。ただ、この色はウィメンズのサイズがないのだと店員が教えてくれた。残念。
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メンズの服や靴は、黒、赤、ネイビーなど、色の選択肢がやや限られているようだ。
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子ども向けのアイテムもあった。
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デザインにもよるがシューズの価格は55~150ドルと、子どもの靴としてはやや高く感じられた。
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筆者は高級店の雰囲気を楽しんだ。UGGが多くの客を引き付け、業績を伸ばしているのも納得だ。
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もちろんUGGが好きな人もいれば、そうでない人もいるだろう。ただ、UGGが再び人気を取り戻しつつあることは否定できない。
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(翻訳、編集:山口佳美)