無料のメールマガジンに登録

平日17時にBusiness Insider Japanのメルマガをお届け。利用規約を確認


米FRB、4回連続の0.75%利上げ…利下げに転換するのに必要な5つの条件

FRB

Getty Images

  • コメリカバンクによると、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切るには高いハードルがあるという。
  • インフレ率の鈍化に加え、その他の条件も満たさなければならないと、同行のチーフエコノミストは言う。
  • その他の条件には、住宅価格と家賃の下落、賃金の伸びの鈍化、求人数の減少、失業率の上昇が含まれるという。

コメリカバンク(Comerica Bank)のチーフエコノミスト、ビル・アダムス(Bill Adams)は、アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締めから脱却するには、インフレ率の鈍化に加えていくつかの条件を満たす必要があると指摘している。

11月2日に発表されたメモでは、住宅や中古車価格など一部のセクターでインフレが冷え込む一方で、サービス業の価格は「やっかいな」もので昨年から上昇していると指摘している。

インフレの勢いが増していることは、FRBが金融引き締めを終了するためのハードルをさらに高くしているとアダムズは付け加えている。

「FRBが利上げの幅を小さくするだけでなく、本当に方針を転換するには、コアインフレ率の低下、住宅価格と家賃の下落、賃金上昇率の低下、求人数の減少、失業率の上昇を確認し、2023年に見込まれるインフレ率の鈍化が2024年の再上昇につながらないことを確信する必要がある」

このメモは、FRBが11月2日に、大方の予想どおり、4回連続で基準金利を0.75%引き上げたことを受けてリリースされた。

Popular

あわせて読みたい

BUSINESS INSIDER JAPAN PRESS RELEASE - 取材の依頼などはこちらから送付して下さい

広告のお問い合わせ・媒体資料のお申し込み