ROXX
人材関連サービスのロックス(ROXX:東京都新宿区)は11月2日、シリーズBラウンドで10億円を調達したと発表した。One Capital、グローバル・ブレイン、マイナビ、90s、Branding Engineerが第三者割当増資を引き受け、累積調達額は約35億円となった。調達資金は事業開発と採用強化に充てる。
2013年設立の同社は、主にクラウド求人データベース「agent bank」とリファレンスチェックサービスの「back check」を展開する。
agent bankでは人材紹介会社向けに、約4000件の求人案件を掲載。4月からパーソルキャリアの転職サービス「doda」と連携し、合計2万件以上の求人案件を提供している。
back checkは、採用候補者の経歴や実績などの情報を候補者の上司や同僚からオンラインで取得できる。競合サービスに比べ利用価格が10分の1程度で、スタートアップなどから支持を得ている。2019年10月のリリースから3年でチェック実施人数は3万人を超えているという。
調達資金を活用し、両サービスの新機能開発を進める。組織拡大にも資金を投じ、2023年秋までに約50人を採用し全体で200人規模にする計画だ。
(文・Strainer)
"Strainer"より転載(2022年11月2日公開)