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- イーロン・マスクがインドで90%の従業員を削減したと関係者がブルームバーグに語った。
- ツイッターは同国に約200人のスタッフを擁していたが、現在は約12人しか残っていないという。
- インドでのレイオフされた従業員の約70%は製品・エンジニアリングチームだった。
イーロン・マスク(Elon Musk)が行ったツイッター(Twitter)のグローバルな人員削減によって、インドで働く従業員の90%以上を解雇したとブルームバーグ(Bloomberg)が関係者の話を引用して報じた。
インドで約200人いたツイッターの従業員は約12人にまで減らされたと、この件に詳しい匿名の人物がブルームバーグに語った。
インドでレイオフされた従業員の約70%は、製品・エンジニアリング部門だった、関係者の1人がブルームバーグに語った。約200人のうち、約140人が同部門に所属していたという。
また、マーケティング、コーポレート・コミュニケーション、公共政策に携わるスタッフも解雇されたと、この関係者はブルームバーグに語った。
通常の勤務時間外に行われたInsiderのコメント要請に対し、Twitterはまだ回答していない。
マスクが10月27日にツイッターを買収して以来、世界中で数千人の従業員が解雇された。マスクは着任後すぐに、CEOを含むツイッターの幹部を解雇している。
従業員の約50%に当たる3700人を解雇する計画があり、そうなった人は退職金を受け取るだろうと、Insiderは報じていた。
マスクの買収から約1週間後、ツイッターの一部の従業員は仕事のノートパソコンやメールやSlackアカウントから締め出された後、仕事の打ち切りを告げられ、その中には妊娠8カ月だった従業員も含まれていたという。
しかし、ツイッターはすでに解雇された従業員の何人かに戻ってくるよう求めていると、Insiderは報じている。
「退職した全員が3カ月分(の月給に当たる)の退職金を提示されたが、これは法的に要求されるよりも50%多い」と、マスクは11月4日にツイートしている。
ツイッターの共同創業者、ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)はレイオフについて、「会社規模を急速に拡大しすぎた」と謝罪している。
(翻訳・編集:Toshihiko Inoue)