クリス・エバンス。
Frazer Harrison/Getty Images
- 雑誌『ピープル』で2022年の最もセクシーな男性に選ばれたクリス・エバンスは、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でキャプテン・アメリカを演じている。
- エバンスの父親は歯科医だ。子どもの頃はサンドラ・ブロックに憧れていた。
- タップダンスが好きで、母親に説得されてキャプテン・アメリカの役を引き受けた。
1997年、教育映画『Biodiversity: Wild About Life! 』で俳優デビュー
『Biodiversity: Wild About Life!』に出演した当時、エバンスは16歳だった。
Biodiversity: Wild About Life!
学校や地元の演劇を除けば、エバンスは『Biodiversity: Wild About Life!』という1997年の教育映画で俳優としてのキャリアをスタートさせた。
エバンスは当時16歳。次に役を得たのは、FOXのテレビドラマ『オポジッド学園』(2000年)だ。
父親は歯科医
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エバンスの白い歯はハリウッドの魔法ではなく、父親のおかげだ。
「ぼくはとてもラッキーで、父親が歯科医なんだ」とエバンスは2011年にジミー・ファロンの番組で語っている。
子どもの頃は歯列矯正もしていたという。
弟のスコット・エバンスも俳優
左からクリス・エバンス、姉のカーリー・エバンス、弟のスコット・エバンス。2016年のVanity Fairのオスカーパーティで。
Evan Agostini/Invision/AP
兄に比べると知名度は低いかもしれないが、弟のスコット・エバンスも俳優だ。
IMDbによると、スコットはFOXの『FRINGE/フリンジ』やNBCの『LAW & ORDER:犯罪心理捜査班』、USAの『ホワイトカラー』といったテレビドラマに小さな役で出演している。
最近ではネットフリックス(Netflix)の『グレイス&フランキー』でオリバー役を、映画『Almost Love』(2019年)では主演を務めている。
撮影現場でのあだ名は「Captain Little Ass」だった
Marvel
2014年のEntertainment Tonightのインタビューで、エバンスはマーベルの撮影現場でのあだ名が「キャプテン・リトル・アス(Captain Little Ass)」だったこと、あだ名を付けたのはアンソニー・"ファルコン・ビッグ・バット(Falcon Big Butt)"・マッキーだったことを明かした。
徹底したからだづくりやその結果、手にした体格がこのあだ名につながったという。
マリリン・マンソンのミュージックビデオにも出演
Philip G. Atwell/Maverick Records
『あるあるティーン・ムービー』(2001年)で共演したジェイミー・プレスリーやエリック・クリスチャン・オルセンとともに、エバンスはマリリン・マンソンの2001年の『Tainted Love』のミュージックビデオに出演している。
ミュージックビデオでは、パーティ会場に現れたマンソンにエバンスが押しのけられている。
キャプテン・アメリカはエバンスが初めて演じたスーパーヒーローではない
20th Century Fox
実際、キャプテン・アメリカはエバンスにとって初めてのマーベルの役ですらない。
2005年の『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』には、ヒューマン・トーチことジョニー・ストーム役で出演している。ただ、『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』とその続編『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(2007年)は、批評家にもファンにも好意的には受け入れられなかった。
『アベンジャーズ』の共演者の多くと、別の作品でも共演している
Disney/Marvel
『アベンジャーズ』で共演する前、エバンスとスカーレット・ヨハンソンは『スカーレット・ヨハンソンの百点満点大作戦』(2004年)や『私がクマにキレた理由』(2007年)で共演している。
エバンスとブリー・ラーソンも『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』(2010年)で共演している。
『ルーザーズ』(2010年)ではゾーイ・サルダナやイドリス・エルバと共演した。
そして、2011年にはアンナ・ファリスと『運命の元カレ』で共演している(ファリスは当時、クリス・プラットと結婚していたので、この作品にはプラットがカメオ出演している)。
『スノーピアサー』(2013年)ではティルダ・スウィントンと共演し、 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年)が公開されたのと同じ年には『君がくれた恋のシナリオ』でアンソニー・マッキーと共演した。
リメイクされた『ファンタスティック・フォー』(2015年)では、エバンスが演じた役をマイケル・B・ジョーダンが演じた
『ファンタスティック・フォー』(2015年)より。
Ben Rothstein/20th Century Fox
リメイクされた『ファンタスティック・フォー』(2015年)では、エバンスが演じたヒューマン・トーチをマイケル・B・ジョーダンが演じた。
この頃、エバンスはすでにキャプテン・アメリカを演じるようになっていて、ジョーダンはのちに『ブラックパンサー』に参加した。
タップダンスが趣味
母親のリサさんと。
Jason Merritt/Getty Images
地球を守っていない時は、エバンスはタップダンスのスキルを磨いている。
エバンスはタップダンスを母親から学んだと話していて、自身の"タップダンス愛"をさまざまなインタビューで口にしている。
2017年にはトーク番組『エレンの部屋』でそのスキルを披露したこともある。
子どもの頃、サンドラ・ブロックに憧れていた
Theo Wargo/Tim P. Whitby/Getty Images
2016年のW magazineのインタビューで、エバンスは『スピード』(1994年)を観たのがきっかけで、サンドラ・ブロックが大好きになったと話している。
2014年には2人が交際していると報じられたが、ブロックはEntertainment Tonightに「結婚して離婚した」と語り、ジョークで噂を一蹴した。
子どもの頃は、ディズニーのアニメーターになりたかった
Amanda Edwards/WireImage
キャプテン・アメリカを演じたことでエバンスはディズニーファミリーの一員になったが、エバンスは幼い頃からディズニーの映画、キャラクター、テーマパークのファンだった。
Oh My Disneyの2016年のインタビューでエバンスは、好きなディズニーのお菓子は「ミッキーアイスバー」、好きなディズニーのアトラクションは「スペース・マウンテン」、好きなディズニーのキャラクターは「ミッキーマウス」だと明かした。
2019年には、子どもの頃の夢はディズニーのアニメーターになることだったとHollywood Reporterに語っている。
この夢は叶わなかったが、映画『バズ・ライトイヤー』(2022年)でエバンスはバズ・ライトイヤーの声を担当した。
母親に説得されて、キャプテン・アメリカの役を引き受けた
Disney / Marvel
2020年のEsquireのインタビューでエバンスの母親リサさんは、キャプテン・アメリカの役を引き受けるよう息子を説得しなければならなかったと語った。
マーベルのオファーを最初に断った時、エバンスはその理由を「外出できないほど有名」にはなりたくないからだと話したという。
「匿名性を失うことを彼は一番恐れていました」とリサさんは当時を振り返った。
「『自分は本当に好きなことができる仕事を今、持っている。犬の散歩にも行ける。誰も自分にちょっかいを出さない。誰も自分に話しかけようとはしない。どこでも好きな場所に行ける。そういうことを失うのが、自分にとっては怖いんだ』と彼は話していました」
ただ、リサさんが最終的に役を引き受けるよう説得した。
「わたしは彼に言ったんです。『あなたはこれからもずっと俳優の仕事を続けていきたいんでしょう? この役を引き受ければ、きっとそのチャンスが手に入るわよ』と」
『アベンジャーズ』の共演者とお揃いのタトゥーを入れている
Marvel/Disney
Entertainment Weeklyによると、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2019年)の公開を記念して『アベンジャーズ』のオリジナルキャストでお揃いのタトゥーを入れようというのは、エバンスとヨハンソンのアイデアだった。
タトゥーはアイアンマン、ソー、ホークアイ、キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、ハルクに敬意を表するデザインだった。
ハルクを演じたマーク・ラファロは参加しなかったが、残りの出演者たちはタトゥーを入れた。
[原文:13 things you probably didn't know about Chris Evans]
(翻訳、編集:山口佳美)