ボルボ、新型電動SUV｢EX90｣を発表…LiDARなどのテクノロジーを満載、航続距離は300マイル以上

• ボルボは、7人乗りで未来的な機能を満載した電動SUV、EX90を公開した。
• 2024年式のEX90は双方向充電ができ、航続距離は300マイル以上で最先端のLiDARを搭載するという。
• EX90の価格は8万ドル以下で、2024年初頭に発売される予定だ。

2022年11月9日、ボルボ（Volvo）はクールなテクノロジーを満載した7人乗りの新型電動SUV、2024年式 EX90を発表した

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ボルボによると、価格は8万ドル（約1170万円）以下で、2024年初頭に市場に投入される予定だという

EX90は相当高価ではあるが、最先端の機能を満載したゼロ・エミッションSUVを手に入れることができる

EX90のフル充電後の航続距離は300マイル（約482㎞）で、BMW iXやテスラ モデルX（Tesla Model X）などの大型電動ファミリーカーのライバルになるだろう

電池容量が10%の状態から30分間で80％まで充電できる

前後2つのモーターで全輪駆動を実現。パフォーマンスバージョンは496馬力だという

ボルボはEX90を｢車輪上の高性能コンピュータ｣と呼び、｢高性能コンピューターと高品質グラフィックスの融合｣を謳っている

14.5インチのタッチスクリーンはグーグル（Google）のOSを採用し、でグーグルアシスタント（Google Assistant）やグーグルマップ（Google Maps）などのアプリが内蔵されている

EX90は携帯電話を車のキーとして使用できる機能を標準装備している

ボルボは安全性を重視しており、EX90が周囲の状況を｢見て｣反応できるよう膨大な数のカメラとセンサーを搭載した。そのすべてをコンピューターのパワーが結びつけている

ボルボはこの車に周辺環境の3Dマップを生成する｢LIDAR：Light Detection and Ranging（光検出と測距）｣を搭載する

これらの技術は、安全のために周囲の物体を検知してボルボの運転支援システムがよりうまく車を操縦できるようにサポートするものだ

この車は車内のセンサーやカメラを使用してドライバーの目を観察し、｢注意力散漫、眠気、その他の不注意｣を判断する

ドライバーの居眠り運転を感知した場合、EX90は注意を促す警告を発する

また、EX90には、最近増えてきたものの、まだかなり珍しい｢双方向充電｣機能を搭載する

この車のバッテリーパックからは、車のオーナーの家や小型機器、家電などに電力を供給することができる

ボルボはこれらの技術を、洗練され、すっきりとした、北欧らしいデザインのパッケージで包み込んでいる

EX90の内装はすっきりとしたラインとミニマムなデザインが特徴だ

新しい電気自動車の多くがそうであるように、この車にも物理的なボタンはほとんど存在しない

EX90を皮切りに、これから毎年新しいボルボの電気自動車が発表されることが予想される

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［原文：See Volvo's new, high-tech electric SUV that can tell if you're drunk, power your house, and go 300 miles without charging］

（翻訳：大場真由子、編集：Toshihiko Inoue）