メタのレイオフの対象者は4カ月分の給料を受け取る。
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- メタは、従業員の13%、つまり1万1000人の従業員を解雇すると発表した。
- ザッカーバーグCEOのメモには、アメリカの従業員に提供される退職金パッケージの詳細が記されていた。
- レイオフの対象者は約4カ月分の基本給を受け取り、医療保険が今後6カ月間の継続される。
メタ(Meta)は全従業員の13%にあたる1万1000人をレイオフすると発表したが、そのメモにはアメリカの従業員に提供される退職パッケージの詳細も含まれていた。
レイオフされた従業員は16週間の基本給に加え、勤続年数ごとに2週間の給与が支払われる。つまり、勤続年数5年の従業員は約半年分の給与を受け取り、勤続年数が1年の従業員は約4カ月分の給与を受け取ることになる。
ザッカーバーグは、勤続1年あたりの追加給与に上限はないと述べている。
メタの退職金は、ツイッター(Twitter)やリフト(Lyft)といった企業で最近行われたレイオフで従業員に提供されたパッケージよりも、かなり恵まれている。イーロン・マスクのツイッターは3カ月、リフトは10週間の退職金を従業員に支給した。
メタは、退職金と同時に、解雇された従業員が取得していない休暇にもすべて代償が支払われると述べた。
Meta社は、会社が支援する就労ビザを持つ人のための対応も準備しているという。ザッカーバーグは「ビザで滞在している人は特に大変だと思う」と述べた。
さらにメモには 「解雇前に通知期間が設けられており、ビザの猶予期間もあるため、誰もが計画を立てて、審査を受ける時間を持つことができるだろう」 と記されており、同社には解雇された人々にアドバイスを提供する移民についての専門家がいるとしている。
また、解雇された従業員とその家族をカバーする健康保険プログラムを6カ月間継続するとした。 「未発表の求人情報への早期アクセス」 を含む3カ月間のキャリアサポートも提供するという。
また、解雇された従業員は11月15日に権利確定する制限付きストックオプションを行使し、その株式を現金化することができるという。
メタは、アメリカ以外の従業員に関する詳細を明らかにしなかったが、提供されるサポートは「類似」したものであり、同社は「各国の雇用法を考慮した個別のプロセスについて、すぐにフォローアップする」と述べている。
メモの他の部分では、ザッカーバーグCEOはレイオフの責任を認め、過剰な投資をしたことをスタッフに謝罪し、こう述べている。
「私は間違っていた」
マーク・ザッカーバーグによるメモの全文(英文)はこちら。
[原文:Here's what laid-off Meta employees in the US are being offered as severance packages]
(翻訳・編集:Toshihiko Inoue)