2022年のハロウィン・パーティーでのイーロン・マスク。
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- イーロン・マスクは、新しいグレーのマークが消えたことに気づいたYouTuberに、「今消した」と言った。
- 新しいマークは11月9日に開始されたが、すぐに一部のアカウントから消えていった。
- しかし、ツイッターのプロダクトマネージャーは、グレーのマークは今後展開されると述べた。
ツイッター(Twitter)が「公式」アカウントに新たに導入したグレーのチェックマークが混乱したスタートを切っている。
2022年11月9日、多くのツイッターアカウントに新しいグレーのチェックマークが展開され始めたが、まもなくいくつかのアカウントから消えていった。
ツイッターの新しい所有者であるイーロン・マスク(Elon Musk)は、自分のマークが消えたのを報告したYoutuberで技術評論家のマルケス・ブラウンリー(Marques Brownlee)のツイートに対し、「ちょうど今それを消した(I just killed it)」と反応した。
続くツイートでは「ブルーのマークは偉大なレベラー(leveler)になるだろう」と述べ、「ツイッターは今後数カ月の間にたくさんの馬鹿げたことをするので注意してほしい」ともツイートしている。
「我々はうまくいくものを維持し、そうでないものを変えていく」
しかし、ツイッターのプロダクトマネージャー、エスター・クロフォード(Esther Crawford)は、グレーのラベルは今後展開されるが、「そもそも我々は政府と企業にのみ焦点を当てている 」と明快な説明をツイートした。
「彼(マスク)が言及したのは、今は個人に『公式』ラベルを与えることに注力していないという事実だ」とクロフォードは述べた。
11月9日、人々の名前の下に、灰色のチェックマークと「公式(Official)」という文字が表示され始めた。これは、選挙で選ばれた公人や有名人、ニュースパブリッシャーなどの組織に対して認証済みであることを示すためのものだ。
しかし、すぐに自分のタグが消えていることに気づいた人もいた。
名前の横にある青いチェックマークは、公人の認証済みアカウントを示すものだった。しかし、マスクはこの認証システムを一新し、Twitter Blueのサブスクリプションモデルに組み込むつもりだ。
マスクは、新しいTwitter Blueは月額7.99ドルで、青いチェックマークとその他の機能が含まれると述べている。
今後、青いチェックマークは著名人のアカウントが本物であることを認めるものではなく、ユーザーが月額料金を支払ったことを意味するようになる。 今回の変更は、なりすましや誤った情報の拡散につながる可能性があるとして、一部の批評家が懸念を表明している。
(翻訳・編集:Toshihiko Inoue)