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戦争を支援しないなら「スターリン時代の弾圧」にあうべき? プーチン大統領の盟友の発言を受け、ロシアのエリート層は身の危険を感じている

エフゲニー・プリゴジン氏

エフゲニー・プリゴジン氏(2016年8月9日、サンクトペテルブルク)。

Mikhail Svetlov/Getty Images

  • プーチン大統領の盟友で実業家のエフゲニー・プリゴジン氏は、ロシアによるウクライナ侵攻で影響力を発揮している。
  • プリゴジン氏は、戦争を十分に支援しない財界の大物たちは「スターリン時代の弾圧」にあうべきだと語った。
  • プリゴジン氏の発言はロシアのエリート層を不安にさせている。身の危険を感じるとブルームバーグに語った関係者もいる。

ロシアのエリート層は身の危険を感じている。ウクライナでの戦争に熱が入っていない人間は弾圧されるべきだと、プーチン大統領の盟友が発言したからだ。ブルームバーグが報じた。

プーチン大統領の盟友で、民間軍事会社ワグネル・グループの創業者でもあるエフゲニー・プリゴジン氏は、戦争を十分に支援しない財界の大物たちは「スターリン時代の弾圧」にあうべきだと語ったと、ブルームバーグは関係者の証言を引用して報じた。

「スターリン時代の弾圧」とは、ソ連時代の大粛清 —— スターリン独裁体制の下、1937年頃を中心に行われた政治キャンペーン。スターリンが脅威と見なした人間を排除することを目的としていた —— のことだ。

プリゴジン氏の発言はロシアの財界の大物や政府高官たちを怖がらせている。戦争の行方が心配だ、粛清や恣意的逮捕が怖いとブルームバーグに語った関係者もいる。

中には身の危険を感じるとブルームバーグに語った政府高官もいて、家族の安全を定期的に確認し合っているという。

プリゴジン氏は悪名高いワグネル・グループの創業者だ。ワグネル・グループの戦闘員はリビアやシリア、ウクライナでさまざまな戦争犯罪を告発されている。

直近では、ウクライナのブチャで起きた虐殺や残虐行為に関与したとされている。

ロシアによる侵攻が始まって以来、プリゴジン氏は強硬派としての自身の位置づけを強めていて、ロシア軍の司令官やショイグ国防相を大っぴらに批判している。

10月にはプーチン大統領と非公式に会い、不満を伝えたとワシントン・ポストは報じている

カーネギー国際平和基金のシニアフェロー、アンドレイ・コレスニコフ(Andrei Kolesnikov)氏は、プリゴジン氏は「もう1つの政府のように振る舞っている」とブルームバーグに語った。

「プーチンの下でなければプーチンの後で、権力争いができるかもしれない」とコレスニコフ氏は話している。

[原文:Russia's elite fear for their safety after a Putin ally advocated punishing those who don't support the war, report says

(翻訳、編集:山口佳美)

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