メタは11月9日、1万1000人の解雇を行った。
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メタ(Meta)は11月9日、従業員1万1000人の解雇に踏み切った。だがこの先、さらなるレイオフを完全に否定することはできない。
これは、11月11日に開催された全社集会でのマーク・ザッカーバーグCEOの発言だ。この集会ではザッカーバーグをはじめとする経営幹部数人が、歴史的なレイオフを受けて従業員から寄せられた質問に答えた。
会議に出席した関係者によると、ある従業員が質疑応答で、残った社員にもさらなるレイオフの可能性はあるのかと質問した。ザッカーバーグはこれに対し、今後数週間以内に追加のレイオフを行う予定はないが、「何も約束できない」と答えたという。
9日に行われたレイオフは、2021年に社名をフェイスブックからメタへと変更した同社の歴史上、最大の組織再編となる。
全従業員の13%に当たる1万1000人もの人員削減の知らせは、メタの現従業員にとっても元従業員にとっても衝撃的なことであり、混乱と怒りを呼んでいる。ザッカーバーグは9日、2023年第1四半期まで採用凍結を延長するとも述べている。
ロイターの報道によると、メタの幹部は11日の全社集会で、9日に発表したレイオフの54%がビジネス部門の人員だと述べたという。
ザッカーバーグは先ごろ投稿したブログ記事で次のように記している。
「私はこれらの決定と、ここに至る経緯について責任をとりたい。これが誰にとっても困難なことだとは分かっているが、特に影響を受けた人たちには申し訳なく思っている」
なお、Insiderはメタに対し、11日の全社集会についてコメントを求めたが、回答は得られなかった。
[原文:Mark Zuckerberg refuses to rule out further job cuts at Meta, after laying off 11,000 employees]
(翻訳・常盤亜由子)