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蓄電池スタートアップのパワーエックス(PowerX:東京都港区)は11月15日、金融機関からの融資で新たに15億円を調達したと発表した。受注を始めたEV充電器などの出荷に資金を活用する。
同社は2021年設立。太陽光や風力など再生可能エネルギーを大量に社会実装するべく、蓄電池や電気運搬船など必要な製品群の開発を進めている。
8月に受注開始した超急速EV充電器と定置用蓄電池の累計予約注文容量は11月時点で248.4万kWhを超え、これは1336億円に相当する規模だという。これらは2023年に試験生産を始め、2024年春から出荷する。
パワーエックスはバッテリーを搭載した電気運搬船「パワーアーク(Power Ark)」の初号船を2025年までに完成させる計画も掲げる。2022年夏までにシリーズAラウンドで日本郵船などから50億円以上を調達している。
(文・Strainer)
"Strainer"より転載(2022年11月15日公開)