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ユニクロ展開のファーストリテイリング、服の「リペア・リメイク」国内外で本格展開。

ユニクロトーキョー

撮影:小林優多郎

ユニクロを展開するファーストリテイリングは11月16日、サステナビリティに関する記者説明会を開き、服のリペア・リメイクを行う新サービス「RE.UNIQLO STUDIO(リ・ユニクロ スタジオ)」を本格展開していく方針を明らかにした

uniqlo  Sustainability 2022 repair

新サービス「RE.UNIQLO STUDIO(リ・ユニクロ スタジオ)」は2022年10月から東京の世田谷千歳台店でも期間限定で開設。今後、国内外でサービスを拡大していく予定だ。

提供:ファーストリテイリング

RE.UNIQLO STUDIOは、服にあいた穴やほつれの修繕(リペア)や、飽きてしまった服やお下がりにする子供服にワンポイント刺繍をするといったリメイクを行う専用スペースだ。

2022年9月にイギリス・ロンドン、シンガポールの2店舗に開設したのに続き、同10月には、東京の世田谷千歳台店でも2023年3月までの期間限定で開設している。

ファーストリテイリング取締役の柳井康治氏は、

「お客さまからの反響もよく、随時グローバルに展開していければと思っている」

と述べ、先行するイギリス、シンガポール、日本以外でも、アメリカで開設を求める声が上がっており、準備を整えて進めたいと語った。

説明会ではそのほか、「商品素材のリサイクル」に関する進捗も発表した。

リサイクル素材をはじめ温室効果ガス排出量が少ない素材の使用割合は、同社グループの2022年企画商品全体で、この1年で約1%から約5%に上昇。ポリエステルに関しては、ユニクロの定番商品「ファーリーフリースフルジップジャケット」が2022年秋冬シーズンからペットボトルを中心とした再生ポリエステル100%に変わるなど、再生ポリエステルの利用率は約16%を占めたという。

なお、ペットボトルを再生ポリエステルへと加工すると、再び同じ素材であるペットボトルとして「水平リサイクル」することが難しくなる懸念もある。資源をなるべく循環させるという意味では、繊維を再び繊維として再利用する取り組みの進展にも今後期待したいところだ。

uniqlo  Sustainability 2022 repair fleece

ユニクロの定番「ファーリーフリースフルジップジャケット」のケアラベル。2022年秋冬シーズンの新商品には「100%リサイクルポリエステル繊維を使用」と明記されている。

撮影:湯田陽子

(文・湯田陽子

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