リモートワーク希望の社員をかばうと解雇…イーロン・マスク、ツイッターの管理職に警告

Elon Musk.

Muhammed Selim Korkutata/Getty Images

  • ツイッターの従業員はオフィスへの復帰を求めるイーロン・マスクの新たな指令に困惑している。
  • マスクは管理職への警告を含む電子メールで、リモートワークに対する自身の立場を明らかにした。
  • マスクは、例外的でない社員のリモートワークをサポートする管理職は許さないと述べている。

イーロン・マスク(Elon Musk)は2022年11月17日、ツイッター(Twitter)でのリモートワークに関する自身のスタンスを明らかにするとともに、従業員のパフォーマンスを報告する責任を負うことになったマネージャーに警告を出した。

リモートワークを終了させる新たな指令がどのようなものかで社内が大混乱している中、Insiderが確認した一連の電子メールでマスクは、リモートワークに関する自身の姿勢をさらに明確にした。ツイッター社員はこれまで約2年間、希望すればいかなる場合でもフルタイムで在宅勤務できる「work from anywhere」という会社の方針のもとで働いてきた。マスクはそれを変えようとしており、スタッフへの最初のメールで、マスクが認めた「例外的な」社員だけが在宅勤務を続けることを許可されると述べている。

マスクは今回のメールで、「例外」と認められるために何が必要かをさらに明らかにした。

「承認に必要なのは、あなたが優れた貢献をしていることを上司が責任を持って確認することだ」と、マスクは今回の一連のメールの最初の一通に書いている。

「また、合理的な周期で、理想的には毎週、最低でも月に1回は同僚と直接会うことが期待される」

その数分後、マスクは続くメールで、ツイッターでのリーダーシップスタイルで期待されるようになった、より厳しい姿勢を示した。彼はすべての管理職に対して、「優秀」なパフォーマンスをしていないメンバーのリモートワークを続けさせようとするなら、マネージャー自身を解雇することを通告したのだ。

「自分の部下が優れた仕事をしているとか、与えられた役割が不可欠であると虚偽の主張をする管理職は、リモートかどうかにかかわらず、会社から退場させられるだろう」とマスクは書いている。

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